トランプ次期大統領 新政権へ本格始動 幹部人事注目

トランプ次期大統領 新政権へ本格始動 幹部人事注目
k10010765331_201611111734_201611111742.mp4
アメリカの次期大統領に選ばれた共和党のトランプ氏は、オバマ大統領や共和党の指導部と相次いで会談するなど、来年1月の新政権発足に向けて本格的に始動し、政権幹部の人事が注目されています。
トランプ次期大統領は10日、選挙後初めてホワイトハウスを訪れ、オバマ大統領と会談し、円滑な政権移行に向けて意見を交わしました。

トランプ氏はその後、アメリカ議会を訪れ、ライアン下院議長ら共和党指導部と相次いで会談し、協力していく方針を確認するなど、来年1月の新政権発足に向け本格的に始動しました。

トランプ氏は大統領就任後、オバマ大統領が推進してきた医療保険制度改革の撤廃などを目指す考えを示していて、オバマ政権が残してきた政治的な遺産=レガシーが覆されることになるのか注目されています。

新政権の閣僚候補

トランプ次期大統領の選挙戦を支えてきた側近たちは、新政権の閣僚候補として名前が取り沙汰されています。

その一人が、ジュリアーニ元ニューヨーク市長。2001年の同時多発テロ事件当時、ニューヨーク市長としてテロへの対応の陣頭指揮を執ったことで知られ、国土安全保障長官などへの起用が取り沙汰されています。

また、議会人脈に精通する保守派の重鎮、ギングリッチ元下院議長は、最も重要な閣僚ポストの1つとされる国務長官などに起用されるのではないかという声が出ています。

そして、トランプ氏の外交・安全保障政策のアドバイザーを務めるマイケル・フリン氏。国防総省傘下の情報機関、国防情報局の元長官で、政権の安全保障問題の要となる大統領補佐官などへの起用が取り沙汰されています。
また、今回の大統領選挙にも立候補していたクリスティー、ニュージャージー州知事は、選挙戦から撤退後、トランプ氏の支持に回り、現在、政権移行チームのトップを務めています。アメリカのメディアは、元検事の経験が生かせる司法長官に起用されるのではないかなどと伝えています。
さらに、政権の要のポストの1つ、大統領首席補佐官には、党主流派とのパイプ役として期待される共和党全国委員会のプリーバス委員長や、選挙対策本部のトップを務め、過激な報道姿勢で知られる保守系ニュースサイトの経営責任者、バノン氏などの名前が浮上しています。

トランプ氏に抗議のデモ 10日も各地で

アメリカでは、トランプ次期大統領に抗議する若者たちなどのデモが10日も各地で行われています。

このうち首都ワシントンのホワイトハウスの前では、10日夜も数百人の若者たちが集まり、「トランプにノーだ」などと書かれたプラカードを掲げて、「トランプ氏はわれわれの大統領ではない」などとシュプレヒコールを上げました。
また若者たちは、トランプ氏が中南米からの移民を侮辱するような発言を繰り返してきたことや、イスラム教徒の入国の禁止などを主張してきたことについて、「排外主義は許されない」などと訴えていました。
参加した23歳の男性は「黒人や性的マイノリティーの人たちなどの権利を守らなければならない。地球温暖化を否定するトランプ氏には大統領になってほしくない」と話していました。
参加した若者によりますと、今後も毎日、トランプ氏に対する抗議デモを続けていくということです。