伊方原発 再稼働後初の重大事故想定した訓練

伊方原発 再稼働後初の重大事故想定した訓練
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愛媛県にある伊方原子力発電所で、地震とともに重大な事故が発生したという想定で、ことし8月の再稼働後初めて、住民などおよそ2万3000人が参加して大規模な避難などの訓練が行われています。
この原子力防災訓練は愛媛県が年1回行っていて、ことし8月に再稼働した伊方原発3号機で地震とともに重大な事故が発生したという想定で、地元住民をはじめ、愛媛県や大分県、国、四国電力など、90機関の担当者らおよそ2万3000人が参加しています。

このうち伊方原発では、福島第一原発の事故を踏まえ、津波に備えて高台に設置した「緊急時対策所」に四国電力の職員が集まって、緊急時の対応を確認していました。
また原発が付け根付近にある佐田岬半島では、ことし4月の熊本地震で被災地の道路に被害が相次いだことを教訓に、道路の寸断で一部の住民が孤立したという想定で、地域の漁港から小型の船を使って避難する訓練が今回初めて行われました。

伊方原発をめぐり、愛媛県などは、熊本地震の教訓も踏まえて避難計画の見直しを進めていますが、孤立したときなどに屋内退避する施設のうち放射線防護の対策がとられているのは10か所にとどまり、現状では住民の一部しか受け入れられないなど、課題が山積しています。
大規模な訓練は3号機の再稼働後初めてで、愛媛県などは、訓練を通じて避難計画の実効性を検証することにしています。