トランプ氏 共和党実力者と会談 亀裂修復狙いか

トランプ氏 共和党実力者と会談  亀裂修復狙いか
アメリカ大統領選挙で勝利した共和党のトランプ次期大統領は、ライアン下院議長など共和党主流派の実力者と相次いで会談し、選挙戦で生じた党内の亀裂を修復し、新政権の運営を円滑に進めたい狙いもあると見られます。
共和党のトランプ次期大統領は、10日、ホワイトハウスでオバマ大統領と会談したのに続き議会を訪問し、共和党主流派の実力者、ライアン下院議長と会談しました。
会談後、ライアン氏は「すばらしい生産的な会談だった。アメリカを再び偉大にするためわれわれはは取り組んでいく」と述べ、トランプ氏と緊密に連携していく姿勢を強調しました。

一方、トランプ氏は、「減税や、よりよい医療保険制度の導入を進めていく。ともにこうした政策を進めていくことに興奮している」と述べ、議会と協力していく姿勢を示しました。
またトランプ氏は共和党の上院トップ、マコネル院内総務とも会談を行い、会談のあと記者団に対して議会と協力して不法移民対策の強化や新たな医療保険制度の導入、それに雇用対策に重点的に取り組む考えを示しました。

今月8日に大統領選挙と同時に行われた議会選挙では共和党が上下両院で多数派を維持し、次の政権では、大統領と議会のねじれが解消されます。
トランプ氏は、選挙戦での過激な言動によって党主流派との関係が悪化していましたが、一連の会談の背景には、党内の亀裂を修復して議会と緊密に連携することで新政権の運営を円滑に進めたい狙いもあると見られます。

メラニア夫人 ミシェル夫人と初顔合わせ

共和党のトランプ次期大統領とともに10日、ホワイトハウスを訪れたメラニア夫人も、オバマ大統領のミシェル夫人と初めて顔を合わせました。ホワイトハウスのアーネスト報道官によりますと、メラニア夫人は居住スペースで、ミシェル夫人がオバマ大統領と大切な時間を過ごしたバルコニーの案内を受けたということです。そして10歳の息子を持つメラニア夫人は、2人の娘を育てているミシェル夫人からホワイトハウスでの子育ての経験について話を聞いたということです。

ペンス氏 副大統領と会談

一方、次期副大統領のペンス氏もホワイトハウスの執務室でバイデン副大統領と会談しました。ペンス氏は、2001年から12年間にわたり下院議員を務めた経験があり、バイデン副大統領も2009年まで上院議員を務めていました。ホワイトハウスによりますと、会談で2人は、連邦議会でともに議員として働いていた当時のことなどについても話をしたということです。
さらにバイデン副大統領は任期を通じて重点的に取り組んできた東ヨーロッパ政策などについてペンス氏と意見を交わしたうえで、スムーズな政権移行のために全力で協力する意思を伝えたということです。