韓国 野党は大統領への圧力強化で一致
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韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領が事態打開のため、与野党が推薦する人物を新しい首相に起用する考えを示したことについて、野党3党の代表は9日、国会で協議し、首相にどの程度、権限を委ねるのかはっきりせず、現時点で受け入れられないとしたうえで、12日に行われる抗議集会に党として参加するなど、大統領への圧力をさらに強める方針で一致しました。
韓国のパク・クネ大統領は、40年来の知人や大統領府の高官だった側近2人が逮捕された事件で窮地に立つなか、8日、国会議長と会談し、先にみずからが打ち出した新しい首相の人事案を撤回して、与野党が推薦する人物を首相に起用する考えを示しました。
これについて、野党3党の代表は9日、国会で協議し、首相にどの程度、権限を委ねるのかはっきりせず、現時点で受け入れられないとしたうえで、12日にソウルで行われる大規模な抗議集会に党として参加するなど、大統領への圧力をさらに強める方針で一致しました。
公共放送のKBSは、検察が来週後半にもパク大統領に対する事情聴取に踏み切る可能性があると伝えていますが、韓国メディアからは、野党側が強硬な姿勢を取り続けて国政の停滞を長引かせれば、世論の批判の矛先が野党側にも向けられることになるという指摘も出ています。
一方、日韓両政府は、安全保障上の機密情報を共有するための協定の締結に向け、9日、ソウルで協議を行いました。
今月1日に東京で4年ぶりに行われてから2回目となる協議では、協定の早期締結を目指して、共有する情報の範囲などをめぐって意見が交わされたものと見られます。
これについて、野党3党の代表は9日、国会で協議し、首相にどの程度、権限を委ねるのかはっきりせず、現時点で受け入れられないとしたうえで、12日にソウルで行われる大規模な抗議集会に党として参加するなど、大統領への圧力をさらに強める方針で一致しました。
公共放送のKBSは、検察が来週後半にもパク大統領に対する事情聴取に踏み切る可能性があると伝えていますが、韓国メディアからは、野党側が強硬な姿勢を取り続けて国政の停滞を長引かせれば、世論の批判の矛先が野党側にも向けられることになるという指摘も出ています。
一方、日韓両政府は、安全保障上の機密情報を共有するための協定の締結に向け、9日、ソウルで協議を行いました。
今月1日に東京で4年ぶりに行われてから2回目となる協議では、協定の早期締結を目指して、共有する情報の範囲などをめぐって意見が交わされたものと見られます。