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経済

リニア名駅、年内着工へ 会見でJR東海社長が見通し

 2027年の開業を目指すリニア中央新幹線計画で、JR東海の柘植康英社長は9日の記者会見で、名古屋駅地下に設ける新駅について年内に着工する見通しを示した。

 リニア新駅は、JR名古屋駅の直下30メートルに直交するように設け、全長は東西1キロに及ぶ。近く着工するのはこのうち用地買収を伴わない駅直下の220メートルが対象。8日から計4回の予定で周辺住民を対象に工事説明会を始めている。終了後、安全祈願・起工式を経て、本格工事に入る。

 当面はくい打ちが中心で、工区の西側を大林組などの共同企業体(JV)が、東側をJR東海建設などのJVが担当し、工期は19年5月末まで。掘削や駅本体の建設はあらためて契約し、完了は開業直前の27年を予定している。

 柘植社長は福岡市の博多駅前で8日、発生した地下鉄延伸工事に伴う道路陥没事故を受け「われわれとは工法が異なるが、他山の石としたい。工事の安全の重要性をますます身に染みて感じている」と述べた。

 リニア計画では、岐阜県内初となる日吉トンネル南垣外工区(瑞浪市)も近く着工する見通し。

(中日新聞)

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