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 新潟市北区で6日夜、男性と子ども3人の計4人が死亡した住宅火災で、新潟県警は9日、遺体が見つかった2階の広範囲から灯油の成分を検出したと明らかにした。県警は、灯油がまかれた後に出火した可能性があるとみて調べる。第三者が侵入した形跡は確認されていないという。

 県警は同日、4人の身元について、この家に住む会社員真田幸広さん(27)、長男で小学3年の柊憂(しゅう)君(8)、次男の瑠翔(るいと)君(6)、長女の結衣音(ゆいね)ちゃん(4)と確認したと発表した。

 捜査関係者によると、灯油の成分は2階の全3部屋から検出された。焼け跡から灯油が入っていたとみられる燃え残ったポリタンクが見つかった。幸広さんの妻唯香さん(27)は当時外出中だった。別棟にいた唯香さんの祖母の渡辺富子さん(68)からの連絡で現場に駆けつけたという。