HOME> ニュース> デノンのUSB DAC/ヘッドホンアンプ「DA-310USB」。「300USB」を機能・デザインともブラッシュアップ
2016年11月 9日/Stereo Sound ONLINE 編集部・佐藤めぐみ
デノンが、USB DAC/ヘッドホンアンプ「DA-310USB」を12月中旬に発売する。価格は¥68,000(税別)。本機は、11月4日(金)~11月6日(日)開催の「ポタフェス in 2016楽器フェア」などに参考出展され、話題となっていたモデルだ。
「DA-310USB」は、2014年2月発売の「DA-300USB」をブラッシュアップしたモデルで、"デノンのHi-Fiテクノロジーをコンパクトサイズに凝縮し、最高のヘッドホンリスニング体験を提供する"というコンセプトを継承しながら、機能性、音質などの向上を図っている。
USB DACは、DSD 11.2MHzおよびリニアPCM 384kHz/32bitまでの入力に対応する(同軸デジタルおよび光デジタル入力はDSD非対応、PCMは192kHz/24bitまで)。
DSDは、ASIOによるネイティブ再生とDoPをサポート。また、アシンクロナスモードを備え、パソコン側のジッターを多く含んだクロックを使用せず、超低位相雑音クロック発信器によって生成されるマスタークロックで制御を行なう。D/A コンバーターには、SACDプレーヤーなどと同じ384kHz/32bit DACを用いる。
ヘッドホンアンプは、ネットワークオーディオプレーヤー「DNP-2500NE」と同じく、DDFAテクノロジーを採用したフルデジタル・プロセッシング・ヘッドホンアンプを搭載。アンプ出力段から低域の減衰要因となるカップリングコンデンサーを省いてフラットな周波数特性を実現し、ヘッドホンの実力を引き出すとしている。
ゲインは、ヘッドホンの能率やインピーダンスに合わせて3段階で切り替えられ、300Ωや600Ωといったハイインピーダンスのヘッドホンも余裕を持って駆動できる。また、ボリュウムコントロールは0.5dBステップで調整可能だ。
USB-Bおよび同軸デジタル入力から流入する高周波ノイズを排除するため、高速デジタルアイソレーターを搭載。同社のアナログ波形再現技術の最新版となる「Advanced AL32 Processing Plus」は、PCM 384kHz/32bitに対応し、限りなく原音に近い補間処理をするとしている。そのほか、DACをマスターとしてクロック供給し、デジタル回路を正確に同期させるという「DACマスター・クロック・デザイン」も投入している。
アナログオーディオ出力回路は、同社のCDプレーヤーと同様の構成。「DA-300USB」の基盤パターンを全面的に見直し、左右のオーディオ特性を揃えることで、フルサイズコンポを踏襲した余裕のある表現力を実現したとのこと。
オーディオ用電解コンデンサーや抵抗器、フィルムコンデンサーといったパーツは、同社の"新世代Hi-Fiコンポ"である「NEシリーズ」と同じものを採用している。
また、デザインもUSB DAC/プリメインアンプ「PMA-50」やCDプレーヤー「DCD-50」の"デノン・デザイン・シリーズ"と同じく、不要な装飾を廃したミニマルなものにアップデートした。
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