こんにちは、2.5級建築士の前田です。
二級建築士試験の学科試験は受かって、製図試験で落ちたので2.5級です。
そんな級はありませんが。
二級建築士の試験、皆さんは総合資格や日建学院などの予備校、資格学校に入学して通いますか?
私は、少なくとも学科は独学で十分だと思います。高い入学金や授業料を払う必要はありません。
(入学したくなる気持ちも分かりますが、こちらの記事で書いているように、
宣伝に数字のトリックが使われてもいるので、入学を考えている方はもう一度よく考えたほうがいいかもしれません)
また、製図試験も落ちはしましたが、反省点も多々見つかりここをクリアできれば受かると思っています。(初めにことわっておきますが製図試験対策は学校に通った方がかなり有利です。お金と、通える時間的余裕、肉体的・精神的余裕があれば受講しましょう。しかし、そうでなくても独学でも対応できます。)
そこで、独学でどのように試験対策すれば良いか述べたいと思います。
公務員の建築職の勉強ってどうすればいいの?という方はこちらの記事を読んでください
独学で学科試験を通過するには
法規に持ち込む法例集と情報をタダで入手する
①まず、受験の申し込みですがネットではなく直接提出場所に書類を提出しに行きましょう。
おそらく、日建学院や総合資格の営業の方が提出場所の前をうろついていると思います。
その人達が配っているものを貰いましょう。
その袋の中に入っているのは
- 重要語句単語帳
- 条文アンダーライン引き用冊子
- 練習問題
- 無料講義の案内
こんなところです。
特に条文アンダーライン引き用の冊子は是非ともゲットしておきましょう。
もし、何も貰えなくても大丈夫です。
②後日、①で貰った無料講義の案内チラシの電話番号に電話してみましょう。
チラシ貰えなかったら、最寄りの総合資格と日建学院に電話です。
どっちにも電話してください。
無料講義は誰でも受けることができます。
「無料講義受けれると聞いたんですけど…」といえば招待、予約して貰えます。
予約すべき講義は法規の無料講義です。
それ以外は受講する必要はありません。
自分で学習を進めた方が効率的です。(しかし、モチベーションを維持するために無料講義に出るのはかなり効果的です。)
この法規の講義に出席する目的は
- 法例集を無料ゲット(①でアンダーライン引き冊子が貰えなかったらここで無料ゲット)
- モチベーションを向上させる
- 日建学院や総合資格に連絡先を渡す
この3つです。
法規の講義に法例集を持たずに行くと、法例集をプレゼントして貰えます。
条文アンダーライン集も、「どこに線引けばいいか分からない」とかいえば貰えます。
日建にも総合資格にも行けばこの2校が作る法例集を貰う事ができます。
法例集片手に自分で試しに練習問題を数問解いてみて使いやすい法例集を選びましょう。
また、無料講義に行くと講師の先生も我々を鼓舞してくれるし、他のライバルとなる独学の受験者も同じ教室で講義を受けることになるのでやる気が出てきます(笑)
もし、それまで勉強をスタートさせていなかったらこれを機にその日から勉強を始めましょう。
連絡先を渡すのは学校が行う模擬試験の情報を貰ったり、学科試験に合格して製図試験に進んだ時、製図試験の対策のテキストを貰うためです。
参考書と問題集の選び方
参考書と問題集それぞれ一冊ずつ購入してください。
参考書は情報が多すぎないものを選びます。
逆に問題集は問題数が多いものを選びます。
「覚えてる」と「解ける」は違います。
学科試験は、問題を解かなければ合格できない試験であるので参考書を見て「覚える」はとっとと終わらせて問題集の問題を何度もこなす事で問題を「解ける」ようにした方が良いです。
僕が買った参考書と問題集のリンクを貼っておきますね。このシリーズの最新年版を買っておけば間違いないでしょう。
参考書の使い方
まず、参考書を覚える段階では法規は一切見なくて良いです。
計画、構造、施工だけ覚えていきます。
また、参考書と問題集にある情報以外の情報を自主的に調べるべきではありません。
例えば建築物と設計者の正しい組み合わせを問う問題がよくありますが、これに対して自主的に世の中にある有名建築物と設計者を調べて覚えようとしてもそんなの無限にあります。
試験までの時間には限りがあります。
こういったことを調べたり覚える暇があったら、参考書と問題集の内容を全て記憶し尽くす方がいいです。
覚え方としては
それぞれ、いくつかの単元ごとに分かれて解説されているので、一つの単元を覚えたら付属の練習問題を解くなどしてチェックするというのを繰り返しながら覚えるのが効率的だと思います。
その際に、忘れていた部分は分かるように印をつけておくと後で見返した時に簡単に復習できます。
この参考書を覚えるという作業は2週間で終わらせてしまいましょう。
問題集の使い方
全ての問題を解いてください。全てです。
分からなかった問題は印をつけておきます。
また、答え合わせしてチェックするだけでなく、問題集の解説も読みこみます。
問題集の問題の中には参考書で覚えた知識だけでは解けないものがあります。
初めて見る単語や数値が多く出てきます。
これを補完するためです。
つまり、解説は第2の参考書なのです。
法規は最初に条文アンダーライン集に則って、法例集にアンダーラインを引いて、インデックスを全て貼ってしまいます。これで準備は完了です。
法規もひたすら問題を解けば良いんですが解き方のコツとして、例えば、過去7年分が収録されてる問題集を解く場合にも同じ単元だけを7年分解いていくというのがポイントです。
法規の学習は法例集を何度もひいて、
法例集をひく際に見るべき場所を体に覚えさせるというものです。
「用語の定義」の問題を一問解いたら、次に解くのは別の年の「用語の定義」の問題です。「用語の定義」単元の問題を全て解いてから次の単元に移りましょう。ものを覚える時には一つのまとまりを一気に覚えたほうがいいです。
正解率を少しでも上げるために
このようにして、参考書と問題集を網羅できたらOKです。
しかし、当日に出題される問題の中には参考書にも問題集にもなかった情報を問われる問題も出題されます。学科試験は選択式ですがどうしても解答を一つに絞れなかった時、解答に自信がないときには
この記事で取り上げている本が役に立つかもしれません。
ぜひ、書店で手にとって見てください。
学科試験日当日にしてほしいこと
問題の解答は学んだことを生かして普通にやればいいです。
やってほしいのは問題用紙にも解答した記号を書いておくということです。
問題用紙は持ち帰りができます。
実は総合資格学院や日建学院などからからその日のうちに解答速報が発表されます。
問題用紙に解答した記号を印づけておけば、答え合わせができるのです。
自分が合格か不合格かを早めに知れるので、
合格と分かれば、早めに製図試験対策に取り掛かることができます。
独学で製図試験を合格するには
学科試験を合格してから用意する製図道具
こちらの記事で実際に使ってよかったものを紹介しています。
平行定規をタダで用意する方法
平行定規高いですね...
高専や大学で最初に買わされたのがT定規だった...という場合は周りに借りれる人が見つからないので困ると思います。
そんな時に、一度平行定規を持っていないか声をかけかけてみた方がいいのは編入生です。
編入元の大学や高専で平行定規を使っていた可能性があるからです。
僕も編入生から貸してもらいましたよ。
製図試験対策のために総合資格に通うべき人
はじめに言っておきますが、建築学科生ではなくて、図面も書いたことないという方は独学ではかなり厳しいです。基礎から学べるので総合資格に通いましょう。
逆に、初心者でも分かりやすく基礎の基礎から学べるということは建築学生にとっては予備校の講義や宿題の大半は退屈で無意味ということです。
製図試験対策は手を動かせ
僕はそれまで手書きの図面はめちゃくちゃ苦手でした。汚いし、遅いし。
しかし、10枚図面書いたら綺麗に速く描けるようになりました。
1枚目書いた時は「間に合うわけねーだろ」と思いましたがなんとかなるものです。
製図試験対策テキスト読んだら模写から始めましょう。
作図のやり方は製図試験対策テキスト通りにやれば大丈夫です。
※
製図試験対策テキストは日建学院や総合資格が行う製図試験対策のための無料講義に行くとゲットできる可能性が高いです。(僕の場合、行きませんでしたが郵送で送られてきました。)
無料講義や郵送で送られて来るの待ちきれない!という人は総合資格のテキストをネットで購入しましょう。日建の教える方法に比べて総合資格の作図法の方が作図が簡単に速くできます。
模写の作図が4時間半でできるまで何枚も書き続けてください。
速く綺麗に描けるようになったら今度はエスキスから自分でやってみましょう。
エスキスの進め方もテキスト通りでオッケーです。
一枚描き終わる度になぜ遅くなったか、どうやったらもっと速く綺麗に描けるか考えて改善して行きましょう。
ここまで、偉そうに製図試験について語りましたが僕は製図試験で落ちています(笑)
製図試験の10日前に製図の練習を始めて、毎日平均7時間図面を描き、10枚の図面を描きました。(断面図だけの練習などを含めるともっと枚数描いてる)
10日ってそら落ちるわと思うかもしれませんが、僕は手を動かした時間と描いた枚数が落ちた原因だとは思いません。
原因は手ではなく、足にあります。
製図試験対策は足を動かせ
不合格になった原因ですが、
僕はおそらく綺麗に素早く間違った図面を描いていたのです。
「ここが間違っているよ」というフィードバックが圧倒的に不足していました。
また、エスキスは与えられる設計条件ごとにプランニングのパターンがあり、そのパターンを身につけることが大事です。
テキストにもそのパターンが数パターン載っていますが僕はパターンをそのテキストに載っているものだけしか知ることができませんでした。
フィードバックとパターンという貴重な情報を得るためには足を動かす必要があったと思います。
現役の建築学生なら、
図面を描いたら建築学科の先生に見てもらうために学校に図面を持っていくべきです。
先生が捕まらなかったら二級建築士試験を受けたことのある先輩などに見てもらえれば良かったと思います。
近くにそのような人がいなかったら図面を添削してくれるサービスがあるのでその利用を考えた方がいいと思います。学校に通うよりも安くすみます。
模擬試験も受けてみるといいかと思います。
また、パターンを知るためには自分は持っていないが予備校生だけが持っているテキストを見せてもらう必要があります。
そのテキストにめちゃくちゃ貴重な情報が詰まっています。
予備校に通う友達がいたらご飯をご馳走してあげたり対価を払ってそのテキストを見せてもらえばよかったかと思います。
まとめ
思い出せるだけの情報、感じたこと、反省点などをここに書いてみました。
他に思い出したら更新します。
また、僕が実際に使った参考書や製図道具もこちらに載せるなどして情報を充実させていきます。
公務員を考えている方はこちらもどうぞ!
試しに受けてみるか...くらいの気持ちで一次試験を通過してしまいました!
【今日の俳句】
土は常に下にある