毛利光輝
2016年11月6日16時00分
豆苗やモヤシなど「発芽野菜(スプラウト)」の人気が年々高まっています。少量でも栄養たっぷりで、値段もお手頃。今年は天候不順で露地野菜が高騰し、さらに注目されています。
発芽野菜は種子を発芽させた直後の新芽を指し、「スプラウト」とも呼ばれる。愛知学院大の大澤俊彦教授(食品機能化学)は「生命力が一番旺盛な時期で、栄養が凝縮され、少量でも効率的に栄養を補給できるのが魅力です」。
近年人気が高まっているのがエンドウ豆を発芽させた豆苗だ。生産大手、村上農園(広島市)は、今年の出荷量が10年前と比べ、約7倍に増える見通し。100円前後で売られ、工場生産で年間を通して価格が安定しているため、今年は「葉物野菜のかわりになる」と注文が殺到しているという。
豆類に含まれるたんぱく質やビタミンB群に加え、葉物野菜に含まれるβカロテンやビタミンCを併せ持つ。残った根元部分を水に浸せば、1週間程度で新しい芽が伸び、また食べられるお得感も好評のようだ。
ブロッコリーの新芽も人気だ。…
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朝日新聞社会部