「32和音はロマン」ガラケーJKとスマホJKのケータイ事情を比較してみる

この10年でケータイ事情は大きく変化しました。ケータイブームを牽引してきたガラケーJK(女子高生)も、いまやアラサー。一方、いまの女子高生は通話料金も気にせずにLINEで無料電話。女子高生のケータイ事情は、この10年でどれだけ変化があったのでしょうか。ガラケーJKとスマホJKのケータイ事情を比較してみました。

いまの女子高生は彼氏への電話にドキドキしない理由

筆者が高校生、いわゆる “JK” だった頃、彼氏へ電話をしようと思ったら相手の家電に電話して「彼氏のお母さんが出たらどうしよう……」とドキドキしていたものです。そして携帯を持つようになっても、がんばってアルバイトして携帯代を払ってましたよ。だから通話料が気になって、1時間の長電話なんてしてしまったら、莫大な通話料金が発生してしまいました。

それが、いまの高校生はどうでしょう。ひとり一台スマホを持つ時代。しかもLINEがあるから、メールも通話も無料。電話をかける前のあの緊張感を知らずに育ってきてるわけですよ。

しかもイマドキのJKは、「電話」ではなく「通話」だそう。
そっか、LINEは「通話」って表示されるもんね。たった10年ちょっとで、こうも携帯事情が変わるとは、驚きです。

でも、ガラケーのあの光るアンテナ、パカパカの表の狭い画面、そして32和音というロマン! あれがわたしたちの青春じゃないですか! そこで今回、LINE&スマホ世代JKとガラケー世代JKの携帯事情を徹底比較してみようと思います。

昭和生まれの元JKですがなにか?ガラケー時代の「あるある」

着信で光るアンテナ

ありました、ありました。光るアンテナ。当時はどこにでも売ってました。家電量販店の前などは、もう光るアンテナがここぞばかしと輝いていたのを覚えています。

というか、アンテナ自体がもはや懐かしいです。 そういえば、クラスでアンテナ噛んでる男の子いたな。あと、アンテナ伸ばして頭上に掲げれば、電波強くなると思ってたな。彼氏からメール来ないときとか、「ただ電波が悪いから受信できてないんじゃないの!?」と本気で焦ってましたな。センター問い合わせしまくってましたな。

いまの女子高生は光るアンテナどころか、ケータイにアンテナが付いていたことも知らないのか。

パカパカの閉じてるときの狭い画面(サブ液晶)

懐かしい……パカパカの閉じたときのアノ小さい液晶。サブ液晶と言うんですかね。ケータイが進化すると共に、どんどん画面のサイズが大きくなって、カラー液晶になって、アニメーションとか付き始めて。というか、パカパカって表現自体が懐かしい。

ガラケーって開いたり閉じたりするとき「カチャッ」って音がしちゃうんですよね。携帯なんて当時は学校に持ち込み禁止でしたから、サブ液晶でメール受信してるかどうかを確認してました。大体は、時計が表示されてるだけだったんですけどね……。

そう思うとスマホってすごい、カチャカチャならずにメールを確認できて、返信までできる。便利な時代になりましたもんだ。

着メロ32和音というロマン

いまだに16和音とか32和音とかの意味がわかってませんが、とりあえず「32和音!?なんかすげぇーーー!!」とテンションあがってました。2001年のネットニュースを見返してみると、

「今後増えていくゲームや動画などのコンテンツでは,携帯電話にヘッドフォンをつなげて,音楽を楽しむようになる。そのときに32和音が最大の威力を発揮する」

引用元:http://www.itmedia.co.jp/mobile/news/0110/03/32.html

なんて、書かれていますね。この当時は、着メロの進化が世の中的に期待されていた時代なんです。「着メロも16音はめったに使わない」なんて言われている中、32和音を売り出していき、それに私たちは熱狂していた時代だったんです。32和音にはロマンがあったんです!

スマホという高級家電を持ち歩く、平成生まれのイマドキJK「あるある」

昭和生まれ元JKの筆者がパカパカケータイと青春を過ごしたように、イマドキJKもスマホで青春を楽しんでいるんでしょうね。若さを謳歌できるのはいまだけ。思う存分、楽しみなさい!
ちなみに、イマドキJKはどんなスマホの使い方をしているのでしょうか? 

LINEで告白、既読がバレないように時間差で開封

いまどきの高校生たちはLINEで告白するそうです。 「メールで告白とかありえなくない?!」そんな女子トークはもう現代のJKには存在しないのでしょうか……。

しかも、LINEって相手からのメッセージを見たら「既読」って出ちゃうじゃないですか。好きな人ですよ!? 好きな人からのメッセージはすぐに見たいじゃないですか! だけど、「すぐにチェックするキモいやつ」と思われたくないから、時間をおいてからメッセージを見るらしいんですよ! LINEによって恋愛の形が変わった!

「電話」ではなくて「通話」をするんです

まずね、もう「電話」って言葉は死語なんですって。じゃあなんて言うかって? 「通話」ですよ、「通話」。だって、LINE通話ですからね、イマドキのJKは。

しかも、「ホントはもっと話したいのに、電話代かかっちゃうから切るね。おやすみ」みたいなそんな会話はもう現代には存在しないのです! だって! LINE通話なら無料だから!

朝から晩まで、ずっと繋げっぱなしでも無料。だから、いまどきのJKは彼氏とずっとLINE通話しているそう。さらにはビデオ通話でお互いの顔見ながら話すんだそうです。……遠距離恋愛じゃないなら、会えばいいのに。それはまた違うのかな?

自撮りアプリ『snow』はとりあえず盛れる

自撮りって昭和生まれ元JKからしたら、恥ずかしいものでしたよ。「あっ!あの子、自撮りしてない?ワラ」みたいな。

だけど、イマドキJKは自撮りなんてもう日常なんですよね。しかも、自撮りアプリ『snow』を使えば、可愛く盛れるらしいじゃないですか。なんなんですか、めちゃくちゃ楽しそうじゃないですか! ガラケーにはそんな機能なかった……。

ガラケーJKとスマホJKのケータイ事情を比較表にしてみた

ということで、ガラケーJKとスマホJKのそれぞれのケータイ事情を雑な比較表にしてみました。現代、どんだけ快適なんだよ。

そういえば、赤外線通信なんてありましたね。あれは画期的でしたよ。まるで動物たちが交わるかのように、植物が受粉をするかのように、ケータイとケータイを近づけて赤外線通信をするわけです。あのときの、なんか喋っちゃいけない空気感。なぜか黙って「通信が完了しました」みたいなのが表示されるのをジッと見守ってました。

それがいまとなってはBluetoothやらなんやと、技術の進歩すごすぎでしょ。年代別でケータイのデータ通信量総量をグラフとかにしたら、もうここ数年でグイッと伸びてるでしょうから、もう物凄いことですよ。 そりゃ通信速度制限をかけたくなる各キャリアの気持ちも分からなくはありません。そこらじゅうに何時間もLINEでビデオ通話するカップルがいるわけですからね。(羨ましい)

どれだけビデオ電話しても通信制限は気にしなくていい!?LINEモバイルがスタート

https://mobile.line.me/plan/

毎日何時間もLINEのビデオ通話をしていたら、それは通信速度制限がかかってしまいます。そこで、オススメなのが10月1日よりスタートした『LINEモバイル』。

LINEモバイルとは、LINEが提供する格安SIMケータイのことで、月額500円でLINEメッセージやトークなどの通信容量が無制限、さらに月額1,110円のプランだとLINEだけでなく、TwitterやFacebookの利用も通信容量無制限になるんです! どれだけTwitterを見ていても、どれだけFacebookで動画を見ていても、どれだけ好きな人とビデオ電話しても、通信容量を気にしなくていいのが特徴です。

そんなLINEモバイルの申込み手順や注意点もまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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昭和生まれですが、LINEめちゃくちゃ使うし、ビデオ電話だっていつか使いたいし! わたしもLINEモバイルにしてみようかな。

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