(YouTube:The Phantom of the Opera Phantom of the Opera on Broadway)
みなさんこんにちは!禁断 @J_kindan です。
今回は、日本では、劇団四季が上演しているミュージカル『オペラ座の怪人』(アンドリュー・ロイド=ウェバー作曲・製作のミュージカル The Phantom of the Opera)について書いていきますね。
特に、2017年3月から始まる横浜公演(KAAT神奈川芸術劇場<ホール>)、もしくは2017年9月より始まる広島公演(上野学園ホール=広島県立文化芸術ホール)で、初めて「劇団四季のオペラ座の怪人を観劇するよ」という人。
また「大きな声では言えないけど、実は、オペラ座の怪人って、あまりよく知らないんだよね」という人や、「以前オペラ座の怪人を見たんだけど、あんまりよくわからなかったんだよね」という初心者の人にも、今回はめちゃくちゃわかりやすく解説していきます。
あなたもこの記事を読めば、ミュージカルオペラ座の怪人の予習は、もうバッチリですよ!
目次
1000文字でわかる!オペラ座の怪人あらすじをザックリと
まずは、オペラ座の怪人のあらすじをザザッと説明しますよ!
(Instagram:phantomlondon オペラ座の怪人ロンドン「オークション」 シャンデリア)
ミュージカルオペラ座の怪人あらすじ
1905年、パリ・オペラ座にて開かれたオークションで、年老いたラウルは懐かしい猿のオルゴールを落札する。続いて大型のシャンデリアが出品され、灯りが点るとともに時間が巻き戻り、壮大なオペラ座が蘇る。
1881年、新作オペラ「ハンニバル」リハ中の事故に怒ったカルロッタが降板。コーラスガールのクリスティーヌが主役を務め、オペラは無事開幕する。
オペラ座のパトロンであるラウルは、幼なじみのクリスティーヌの活躍を祝い、ふたりは再会を喜ぶ。しかしクリスティーヌは、鏡の中から現れたオペラ座の怪人に、オペラ座の地下室へと連れ去られてしまった。
怪人は、クリスティーヌの音楽の先生だが、バイオリニストだった亡き父と怪人を重ねてしまい、怪人の素顔を見たいクリスティーヌは怪人の仮面を外してしまう。しかし、怪人の醜い素顔に驚いたクリスティーヌはただ泣き、怯えるしかなかった。
オペラ「イル・ムート」ではカルロッタが主役に返り咲き、クリスティーヌは脇役へ。その配役に怒った怪人は、公演中にカルロッタを失脚させ、大道具のブケーを縄で絞め殺す。パニックに陥るオペラ座。
クリスティーヌは怪人を恐れ、ラウルと共にオペラ座の屋上へ。怪人の呪縛に苦しむクリスティーヌをラウルは優しく包み込む。クリスティーヌはラウルとキスしふたりは恋人同士に。それを見ていた怪人は嘆き悲しむが、やがて怒りを爆発させ、クリスティーヌめがけてオペラ座のシャンデリアを落下させるのであった。
半年後、仮面舞踏会(マスカレード・ガラ)に怪人が赤い骸骨(レッド・デス)姿で乱入。クリスティーヌからラウルの婚約指輪を奪い取り、怪人は姿を消す。ラウルは、怪人の過去をよく知るマダム・ジリーから、オペラ座の怪人の正体について話を聞き出す。
ラウルは支配人(フィルマン、アンドレ)らと共に、怪人をおびき出し殺害することを企てる。怪人に怯え、その企てには反対するクリスティーヌは、亡き父が眠る墓地へと向かう。
墓地に現れた怪人は、クリスティーヌに催眠術をかけ連れ去ろうとするが、追跡していたラウルがクリスティーヌを救出。怪人はふたりに宣戦布告する。
オペラ「ドン・ファン」の公演中に、クリスティーヌを捕らえた怪人は再び地下室へ。怪人はクリスティーヌに結婚を申し込む。ラウルがあらわれクリスティーヌとともに逃げ出そうとするが、怪人はラウルの首に縄をかける。怪人は「私かラウル、どちらを選ぶのか」と、クリスティーヌに選択を迫るのであった。
(Instagram:phantombway オペラ座の怪人ブロードウェイ 左からラウル:Jordan Donica、クリスティーヌ:Ali Ewoldt、ファントム:ジェームズ・バーバー)
スポンサーリンク
ミュージカルオペラ座の怪人:登場人物紹介
つづいて、「オペラ座の怪人」の登場人物(キャラクター)と、その特徴や説明、豆知識などを、ダダッと紹介していきますね。
オペラ座の怪人(ファントム、怪人)
(Instagram:phantomlondon オペラ座の怪人ロンドン ファントム:ベン・フォスター)
オペラ座の怪人は、ミュージカル「オペラ座の怪人」の主人公。年齢非公表であるが、30~50代と推察される。男性。
ファントム役を演じる俳優は、世界では20~60代と幅広いが、劇団四季版では、50~60代の渋オジ軍団(高井治、村俊英、佐野正幸、芝清道)が、役を務めるのが主流である。
ファントムは、オペラ座の地下室に住む天才作曲家、音楽家、建築家、奇術師である。たまに勘違いしている人がいるが、ファントムはオペラ歌手ではない。
だが、圧倒的な歌唱力を持ち、その歌声を聴くだけでクリスティーヌは、心身ともに呪縛から逃れられなくなり、長い期間に渡って苦しむことになる。よって、ファントムの歌声には、催眠術のような効果がある。
主な活動は、クリスティーヌをプリマ(主役)として、オペラ座のオペラに出演させること。今で言うところのプロデューサー的な役割である。プロデュース方法としては恐喝、殺人、自らがオペラに出演などなど、手段はさまざま。
基本的な活動拠点は、オペラ座内であり、外出はしない。
マダム・ジリーを使って、支配人宛に手紙を届けたりしていることから、マダムとは何らかの繋がりをもっている可能性あり。マダム手下説。
呼び名は、ファントム、怪人が一般的。原作準拠のエリック呼びは、ALW版オペラ座の怪人内では設定されていないが、敬愛の意をこめてエリック、あるいはエリック様。また親しみをこめて、エリさんやエリちゃんと呼ぶ人もいる。
ちなみに、ファントム本人のお気に入りの署名は、O.G.(オペラ・ゴースト)である。
顔の右半分をマスクで覆っているのが大きな特徴。マスクの下には醜い火傷のような跡があり、それは生まれつきのもの。
醜い容姿(顔)にコンプレックスを抱いている。
クリスティーヌに、何度かマスクを剥ぎ取られる。そのたびにブチギレるのがパターン。
だけどクリスティーヌのことが大好き。好きで好きでたまらない。
クリスティーヌに似たマネキンを所持している。クリはそれ見てドン引き後失神。
夜な夜な大音量でオルガンを演奏し、作曲活動に勤しむ。
また、活動費と制作費確保の為に、オペラ座のオーナー兼支配人に「給料早く振り込んでね」などの催促手紙なども頻繁に送りつける。
ファントムがジャマだと思う者。またファントムをバカにする者には、容赦なく手を下す。(ようするに、殺す)
作曲時には、専用の衣装を着て、帽子を被る。ペルシャ衣装と呼ばれているが、なぜ作曲中にペルシャを身にまとうのかは謎。ファントムのルーティン的なものかも。
ファントムが所持している猿のオルゴール(猿ゴール)も、猿がペルシャ衣装を身に着けている。
マダム・ジリーが「ファントムは昔ペルシャにいた」と証言するシーンがあり、ファントムのペルシャ関連はそこが由来である可能性あり。
だが、作曲するオペラは、ペルシャとは何ら関係がない。(ルーティン説)
オペラ鑑賞はもちろん大好き。第5番のボックス席を、ファントム専用席として確保させている。
しかし、実際に5番ボックスに座って観劇しているのは見たことがない。(確保させて、力を示している?)
だけど「ここ空いてるじゃん」と座ったラウルには、当然ブチギレ。
得意技は、エロい手つき、首絞め、バンジャブの縄攻撃、マネキン叩きつけ、ヘロヘロの火炎攻撃、天井からデカイ声・・・などなど。
マイ・ボートを持っていて、オペラ座の地下にある湖で、ボートを漕ぐのが好き。
実は、ファントムが馬にのって地下に降りるシーンが計画されていたが、馬の確保が難しく、ボツになった。(2004年映画では再現あり)
マスカレードでの仮装スタイルは、レッド・デス。
ミュージック・オブ・ザ・ナイトは、音楽で○○を表現している。(新演出版では、あくまでも厳しい指導者設定であり、エロ模写は抑えめになっている)
劇中、ファントムの出番は少ない。またプレスコによる口パクも割とあるので、実際に歌う部分も少なめである(全世界共通の演出で、ズルじゃないよ)
ファントムのマスク(仮面)は、四季版ではやや小さめで若干青いのが特徴。海外版では大きめの白となっている。
(Instagram:phantomtour オペラ座の怪人USツアー公演 ファントム:クリス・マン)
クリスティーヌ・ダーエ
(Instagram:phantomtour オペラ座の怪人USツアー公演「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」 クリスティーヌ:ケイティ・トラヴィス)
クリスティーヌは、ミュージカル『オペラ座の怪人』のヒロイン。設定年齢は16歳。ラウルと婚約後は17歳である。スウェーデン人。
オペラ座のコーラスガール(バレリーナ)、いわゆる脇役だったが、ファントムの策略による、プリマのカルロッタ失脚後、急遽代役に抜擢され、一躍トップ歌手になる。
クリスティーヌの歌唱指導をするのは、もちろんファントム。クリスティーヌは、ファントムに夜な夜な連れ去られては、厳しいレッスンに勤しみ、失神するまで努力している。
バイオリニストの父を亡くし、孤児となったが、マダム・ジリーが引き取った。マダムはバレエの師でもあり、親代わりでもある。
マダムの娘、メグ・ジリーとは姉妹のような関係。(メグは14歳)
天才的な音楽の才能を持つファントムを、亡き父と重ねてしまい、ファントムに強く依存してしまう。
ラウルとは幼なじみだったが、劇中に色々あって婚約する。
幼なじみのラウルが楽屋へ訪ねてくるシーンでは、ラウルが「海の中へ飛び込んだ」くだりを言うまでラウルだとはまったく気づかないクリ(四季版)と、手紙を読んだ時点でラウルだと気づいており、ラウルがきてもしばらく気づかないフリをする(海外版)とで、分かれる。
ファントムの歌声にエクスタシーを感じる、クリ。(ミュージック・オブ・ザ・ナイト、海外。四季版は目をつぶっているだけ)
ポイント・オブ・ノー・リターンのりんごをさわったり、頬でスリスリしたり、かじる表現は実は○○。
クリスティーヌの代表ナンバーとして、「スィンク・オブ・ミー」が挙げられるが、スィンク・オブ・ミーは代わりに歌ったオペラ曲であり、クリのナンバーではない。
人に歌わされてばかりのクリスティーヌが、はじめて本人の意思で歌うのは、Wishing You Were Somehow Here Again(墓場にて)であり、これがクリスティーヌの唯一のソロ・ナンバーとなる。
「ハンニバル」リハーサル中では、クリ最初からいる(四季)、ファントムの指導が長引き(?)クリ遅刻して途中から参加する(外国)と、演出の違いがある。
そこからの、マダムが「クリスティーヌ集中を」という流れは、クリぼーっとして夢見心地を演出(四季)と、クリ遅刻したのですぐに振りが入ってこない(外国)とで、分かれる。マダムは事情を知っているので、クリスティーヌを指導。メグもなんとなく察しているので「しっかり」と言う。
(Instagram:phantomlondon オペラ座の怪人ロンドン「ザ・ポイント・オブ・ノー・リターン」 クリスティーヌ:Celinde Schoenmaker)
ロンドン公演では、クリスティーヌ俳優の髪色にあわせて、ブロンドのクリスティーヌも登場する。
ラウル・シャニュイ子爵
(Instagram:phantombway オペラ座の怪人ブロードウェイ マダムからファントムの過去について聞き出すラウル)
ラウルは、オペラ座のパトロンであり、後にクリスティーヌと婚約する。ファントムとは恋敵関係になる。
元々のパトロンではなく新支配人のフィルマンとアンドレが連れてきた人。オペラ中に、ボックス席で立ち上がり、爆竹拍手して「ブラヴァー!」叫んで支配人に注意されるぐらいなので、オペラの知識はそれほどない。
もちろん、実質オーナーの支配人ふたりよりも、身分は上である。年齢非公表だが、16歳のクリスティーヌと幼なじみということなので、20代前半と推察される。
24年後のオークションでは、まだ40代のはずのラウルがヨボヨボの老人になっているのは、色々苦労して急に老け込んだ説、クリスティーヌの死を哀しんで憔悴説、病気説などさまざまある。(新演出版では40代の元気な姿で登場する)
クリスティーヌとは幼なじみであり、たまたまオペラ「ハンニバル」で代役主演したクリスティーヌに気づき、テンションがあがる。⇒爆竹ブラヴァー
クリスティーヌが出ているとは知らなかったので、とりあえずフィルマンがもっていたシャンパンをもらって、クリスティーヌの楽屋を訪問する。(新演出版では、一本の赤いバラに変更)
ファントムに強く依存するクリスティーヌを救済しようとする。クリスティーヌを守り、助ける。そのドサクサでクリとキスをし、愛の歌を歌って、婚約する。
クリスティーヌと婚約するも、その後もファントムの呪縛から完全に抜けられないクリとは、しばしば揉める。
ラウルがクリに贈った婚約指輪をファントムに奪われ、そのラウルが贈った指輪を使ってファントムがクリに求婚するという、もうかなりアレな展開に。(海外版では、ラウルがクリに贈った指輪は、ファントムに奪われ、以降処分されたと推察)
マスカレードのラウルの変なダンスは、四季版のみ。また、見せ場であるクリ肩のせリフトも、四季版のみである。(やるときとやらないときがある)
カルロッタ・ジュディチェルリ
(Instagram:phantomlondon オペラ座の怪人ロンドン「プリマ・ドンナ」 中央にカルロッタ)
カルロッタは、オペラ座のプリマ。ファントムの執拗な策略や嫌がらせにより、主役から転落する悲劇の歌姫。
カルロッタはキツイ性格であり、オペラ座内では嫌われているという設定。(新演出版では座内では尊敬されている雲の上のような人という設定になっている)
マダム・ジリー&メグ・ジリー
(Instagram:phantombway オペラ座の怪人ブロードウェイ メグ・ジリーとマダム・ジリー)
マダム・ジリーはオペラ座のバレエ教師。メグ・ジリーの母。
メグ・ジリーは、オペラ座のバレリーナ。クリスティーヌのことが好き。マダムのことを「ママ」と呼ぶ。
ジリー親子のナイス・アシストで、クリスティーヌは一夜にして歌姫へと昇格する。
オークションで、ラウルと猿ゴールを競り合うのはマダムであり、メグではない。
ムッシュー・フィルマン&ムッシュー・アンドレ
(Instagram:phantomlondon オペラ座の怪人ロンドン「支配人のオフィス」 左がフィルマン、右がアンドレ)
フィルマンとアンドレは、オペラ座のオーナー。怪人からの無理難題な要求に頭を悩ませる支配人たち。ふたり合わせて「支配人ズ」などとも呼ばれる。
フィルマンは、オペラのチケット売上をいつも気にしている。
アンドレはオペラファンで趣味と実益を兼ねる。
劇中、フィルマン夫人が登場するが、アンドレ夫人はでてこない。(新演出版では出てくる)
プリマ・ドンナでは、重唱のどさくさに紛れて、ラウルの悪口を言っている。
フィルマンの新聞飛ばしは、四季版のみ。
アンドレのメガネは、四季版のみ。
24年後のオークションに、ふたりとも参加している。
ウバルド・ピアンジ
(Instagram:phantomlondon オペラ座の怪人ロンドン「ドン・ファンのリハーサル」 前列中央にピアンジ)
All Instagram: ©RUG, ©Cameron Mackintosh
ピアンジは、オペラ座の第1テノール、カルロッタの相手役。
本来はコミカルキャラだが、四季版では抑えめ。
他の登場人物について
ジョセフ・ブケー:オペラ座の大道具主任。女好きで酒好き。
ムッシュー・ルフェーブル:オペラ座の前オーナー。怪人の嫌がらせに負けてフィルマンたちにオペラ座を売り渡す。四季版ではオークショニアと役を兼任。
ムッシュー・レイエ:オペラ座の演出主任。音楽的な指導もする。
スレイブ・マスター:「ハンニバル」でバレリーナ(奴隷)を支配する、通称「鞭男」。
オペラ座の怪人はオペラタイプのミュージカル
ミュージカル「オペラ座の怪人」は、台詞部分も全て歌になるという、「オペラタイプ」のミュージカルです。
「クリースティーヌが戻ってきました♪」「今までどこにいたんだい♪」
こういうことですね。
とはいっても、実際には、歌ではない台詞もあります(笑)
オペラ座の怪人で初心者がわかりにくい点:まとめ
(Instagram:phantombway オペラ座の怪人ブロードウェイ 右は、プリンス・オブ・ブロードウェイにも出演した、クリスティーヌ:ケイリー・アン・ヴォーヒーズ)
それでは最後に、オペラ座の怪人について、初心者が最初の内は理解しにくい、わかりにくい点をあげていきます。
※この項は、リクエストがあれば随時追加します!
1:クリスティーヌはわけわからんヒロイン?
「クリスティーヌって何考えてるかわからん」と、そんな感想をしばしば耳にします。
劇団四季版では、クリスティーヌはなぜか一貫して「無表情」演技で「おとなしい性格」がデフォルトとなるため、「何を考えているのかわからない」や時には「優柔不断」だと、思われやすい原因となっています。
実は、海外のクリスティーヌはかなり表情豊かであり、何を考えているかよくわかります。さらにクリスティーヌは、相当気が強い女性なのです。
海外との演技の違いはありますが、「実は気が強いんだ」と、意識して見るようにしてみてください。すると色々と話に辻褄があってきますよ。
2:劇中オペラが3つも出てくる
オペラ座の怪人では、劇中オペラが3つも出てきます。
2:イル・ムート(第1幕、第3幕のバレエ、カーテンコール)
3:ドン・ファン(歌合せ、不協和音シーン、ポイント・オブ・ノー・リターン)
以上、3つのオペラで、合計8場面もの、劇中オペラシーンが展開されます。(マスカレードは、新しいシャンデリア完成を記念した、ガラ・パーティーであり、オペラではない)
ボーっと見てると、どこが劇中オペラでどこが本ストーリーのシーンなのか、混乱するので、よく見ておいてくださいね。
それではクイズを出します。劇中オペラシーンはどれか、答えて下さい。まだ見たことがない人は、オペラ座の怪人観劇後に、答え合わせをしてみてください。
B:オペラ座の屋上(クリスティーヌとラウルのデュエット)
C:ブケー殺害シーン(バレリーナがキャー!)
D:ワンダリング・チャイルド(墓場での、ファントムとクリスティーヌのデュエット)
E:ポイント・オブ・ノー・リターンの最後(ファントムがクリスティーヌの指に指輪をつけるシーン)
わかりましたか?答えは、この記事の下に記しておきますね。
3:クリスティーヌがドン・ファンの正体はファントムだと見破るのはいつ?
これも、これまでブログには何度も書いてきましたが、もう一度書いておきます。
「ポイント・オブ・ノー・リターン」で、クリスティーヌがドン・ファンの正体を、ファントムだと見破るのはいつか?という点です。これは、初心者には最初はわかりにくい点となります。
答えは、「最後の方まで気づかない」ということになります(笑)
クリスティーヌが、ファントムの背後にまわり、愛おしそうに顔の部分を、頬でさするようにする時に、ファントムの仮面の感触で気づく。という流れです。
ここは、無表情を貫く四季のクリスティーヌでも、前を向いて「ハッ!」と驚いた顔をするので(しない人もいるが)、よく見ていると「あ、今きづいたのね」と、わかると思います。
ちなみに、外国では「ファントムをおびき寄せるためにいやいやオペラに出演した」クリスティーヌは、早々と舞台袖から逃げだします。でも、支配人ズに「まだまだ!怪人を引き止めて!」と、舞台に連れ戻されてクリうなだれる、という演技があります(笑)
四季版の支配人たちは、そんなむごいことはしませんし、クリも舞台から逃げたりはしません。
まとめ:オペラ座の怪人は魅力がたくさんつまったミュージカル!
いかがでしたでしょうか。
久々に、1万文字を超えてしまったので、このあたりで締めておきますね。
最後の段落、「初心者がわかりにくい点」は、今後、リクエストや質問があれば、随時追記していきますので、もし「オペラ座のあのシーンのアレって、どうなってんの?」という疑問などあれば、ドシドシ寄せてくださいね。
私が答えられること限定になりますが、ガッツリ答えていきますよ。
ミュージカルオペラ座の怪人は、魅力がたくさん詰まった、とても素晴らしくて、面白くて、楽しいミュージカルです。
際立った登場人物、わかりやすい三角関係ストーリー、美しい音楽、荘厳なオペラ座のセットと、オペラ座の怪人の世界観に酔いしれてくださいね。この記事が何かの気付きになれば、幸いです。
それでは!おしまい!
ミュージカルオペラ座の怪人公式サイト(ワールドワイド):
劇団四季オペラ座の怪人
広島公演:上野学園ホール(広島県立文化芸術ホール) 2017年9月開幕
関連記事:
※クイズの答え:C ブケーはオペラ上演中に殺されてしまう