博多祇園山笠など山車登場33の祭りがユネスコ文化遺産に

博多祇園山笠など山車登場33の祭りがユネスコ文化遺産に
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福岡県の博多祇園山笠行事など山車が登場する全国33の祭りを含む「山・鉾・屋台行事」が、世界の伝統文化などを保護するユネスコの無形文化遺産に登録される見通しとなりました。
これは、ユネスコが設置した専門家などによる評価機関が31日、日本時間の午後8時ごろに明らかにしました。評価機関の勧告内容は無形文化遺産への登録を意味する「記載」となっています。

ユネスコの無形文化遺産に登録される見通しになったのは、福岡県の博多祇園山笠行事や岐阜県の高山祭の屋台行事など山車が登場する全国の33の祭りです。いずれの祭りも国の重要無形民俗文化財に指定されていて、このうち、京都祇園祭の山鉾行事と茨城県の日立風流物は、すでに個別に無形文化遺産に登録されています。国内で登録されている無形文化遺産は、おととしの「和食」など22件あります。

文化庁によりますと、来月からエチオピアで開かれる政府間委員会で「山・鉾・屋台行事」のユネスコの無形文化遺産への登録が正式に決まる見込みです。