「量」より「質」の時代に成功するために

「量」より「質」の時代

休みがほとんどない日々が続いていました。
最近、とても忙しかった。
もう2週間以上休んでいなかった。
久しぶりに決まった仕事のない週末でした。

ここのところ移動が多かった。
大阪や北海道、東北。
たまに東京にいても、朝から夜遅くまで一日中塾をやっていたりして。
家に帰っても寝るだけ。

そんな仕事が続いています。

でも、本当に毎日が楽しいです。
面白い。
仕事なのに面白いって、不謹慎と思う人もいるかもしれません。

ゴルフパートナーさんのエクスマ塾

ゴルフパートナーさんのエクスマ塾

特に僕たち日本人は、仕事は苦行で、それに耐えて一所懸命努力したら、成功する、そんなふうに教わってきた。
だから仕事は我慢して、苦行に耐え、それを克服した時に、仕合わせになれる。

それはある意味正解でもあった。
大量に同じものを作り、たくさんの人に売る時代は、それで良かった。
同じ競争をしていたわけです。
だから量や時間を、人よりも多くかけて努力したらある程度成果は出たのです。
たとえば営業でも、一日20件に飛び込み営業する人と、30件する人では成績が違うっていう感じ。
でも今はもう違います。

「量」より「質」の時代になったわけです。

今は商品の差がほとんどありません。
スマホだって、家電だって、コーヒーだって、水だって、多くの消費者は、どこで買っても同じ、どれを買っても同じと思っている。
実際、微差はあるけれど、どこでも同じな訳です。

さらに処理しきれないほどの情報が入ってきます。
もう商品や企業の情報を見きれない、見ない、調べないという人が多くなっている。

そんな時代に消費を決定するのは「関係性」になってくる場合が多いということ。
友達や知人から買う、あるいは友達や知人の情報で買う。
そんなケースが多くなるわけです。

だから企業は消費者との関係性の「質」を上げていくことを求められている。

人は苦しいことよりも楽しいことが好きです。
暗いことよりも明るいことが好きです。
怒られるよりも褒められる方が好きです。

いつも明るく、楽しんで仕事をしている人と、いつも苦しい顔をして、厳しそうにしている人と、どっちが好きですか。

企業や店も同じだということ。

そしてSNSが普及したことで、今まで見えなかった人々の行動や思考、会社で言えば企業活動が、ほとんど見えるようになった。

だから一生懸命、働いて成功すれば仕合わせになるのではなく 仕合わせだからこそ、成功するという考え方。
最初に、仕合わせなることを見つける。
そうすれば、成功があなたを探してついてくるのです。

迷ったら、どっちが儲かるかではなくどっちが楽しいかで選ぼう

どうせ仕事をするのなら、楽しく、面白がってするのがいい。
これは真理です。

だってどんなにお金持ちになっても、どんなに大きな会社にしても、死ぬときには持っていけないんです。
世の中に絶対ってことはありませんが、これだけは絶対でしょ。

人間は明日どうなるかもわからない。
「時間ができたらやろう」
「引退したらやろう」
「時がきたらやろう」
どうしてもそう思いがちですが、できなくなる可能性もあるんです。

だから日ごろから「楽しいこと」「面白いこと」を判断基準にしたほうがいい。

オーナー社長や、ボクのような仕事をしている人はやろうと思えばできるかもしれません。
でも会社員の人は難しいかもしれない。
そうだとしても、あなたがやる目先の仕事を面白がってみる。

儲かるかどうかはわかりませんが、とりあえず面白いという考え方。
仕事を面白がることです。
そうしたら、売上や利益、成功は、後からついてくる。
それくらいゆるく考えてみてもいいんじゃないかな。

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藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

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