FXを少しでもやったことがある人なら、ローソク足というのは誰でも見たことがあると思います。
ローソクだなんてシャレた名前をしてるんですが、なかなかこいつ、侮っちゃいけません。
1本のローソク足を見るだけでも、けっこう相場のの流れをつかめたりするものなんです!
今回は、1本のローソク足からどういったことを読み取っていけばいいのか、種類ごとに解説していこうと思います。
トレーダーの常識とも言える部分なんですが、こういう基本のところが意外と抜け落ちちゃっている人もいるかもしれません。
「そんなの分かっているよ!」って思った人も、いい機会なのでこの記事でぜひ復習してみてくださいね!
新しい発見があるかもしれませんよ!
ちなみに、ローソク足がどういう値動きを意味をしているのかという部分は分かっている前提で話を進めていきます。
そのあたりについては、下の記事でチェックみてくださいね!
ローソク足を見ると、相場の方向性をある程度読み取ることができます。
代表的なローソク足の形を、相場の方向性や勢いの強さごとに分類して紹介していきます。
機械的に覚えるのではなくて、ローソク足の中身の動きをイメージしながら理解することを意識してくださいね!
これらのタイプのローソク足は、もっとも上昇の勢いが強いタイプのローソク足です。
特徴としては、ローソク足の実体の部分がかなり大きい形になっているところです。
これは終値が始値と比較して大きく上昇しているということなので、かなり強い上昇の中にいると言えますよね。
また、上方向にヒゲがない、もしくは、短いヒゲしかありません。
つまり、高値をつけた状態からほとんど下げていない状態なので、上がってもほとんど下がっていないことが分かります。
めちゃくちゃ上昇が強いとうのをイメージできるんじゃないでしょうか。
こういったローソク足が出てきたら、基本は続伸をイメージして相場を見るのが一般的です。
特に、重要なレジスタンスラインなんかをブレイクした後に、こういったローソク足が出てくると、次のターゲットを目指して上昇していく、なんていうことがよくあります。
さっきの坊主の大陽線たちに比べると落ちますが、こちらも上昇の勢いが強いローソク足です。
特徴は、下ヒゲが長く伸びていることですね。
値動きのイメージとしては、いったん大きく下落したものの、そこから強く上昇を見せているような感じですね。
終値が始値を超えられるかどうかで、上の3種類のローソク足に分かれてきます。
大きな下落があったものの、そこから上昇してきているので、基本的には上昇が強いと言えます。
特に、下降トレンドの中、底値圏でこういったローソク足が出てくると、上昇トレンドへの転換することも期待できます。
ただし、注意したいのが、上昇トレンドの中、かなり上がったところでこのローソク足が出てくると、強く押し戻された局面があることを意識する必要が出てきます。
つまり、上昇一辺倒じゃなくなってきているので、上昇の勢いが弱まってきているということですね。
基本は上昇が強めと見ていいんですが、出て来る場所によっては上昇から下降への転換も警戒したほうがいいケースもある、ちょっと注意のいるタイプのローソク足です。
このローソク足は、相場がどっちに行こうか迷っているような時によく出てくるローソク足です。
いわゆる保ち合いという状態の時には、こういった形が連続して出てくることもよくあります。
特徴は、ローソク足の実体、ヒゲが両方とも短いことです。
始値から終値までの値動きが小さく、しかも、高値と安値の値幅も小さいという状態ですね。
つまり、上にも下にも行けないということなので、非常に読みにくい状態です。
こういったタイプの足が出ている場合は、基本的にはその後に動きが出てくるまで、いったん様子見してもいいでしょう。
ただし、保ち合い局面を抜けてくると大きく動き出してくることもあるので、油断は禁物ですよ!
ここからは、下降の勢いの強いタイプのローソク足です。
このローソク足の特徴は、上ヒゲが長く伸びていることです。
そのため、いったん大きく上昇したものの、そこから強い下落が起こったという状態ですね。
さきほど出てきたカラカサの裏返しバージョンですね。
基本的に下降の勢いが強いローソク足で、特に相場の高値圏でこれが出てくると、上昇トレンドから下降トレンドへの転換が期待されてきます。
ただし、出てくるのが下降トレンドの中、底値圏で出てきた場合には、下降トレンドの終了を警戒し始めたほうがいいかもしれません。
これらのローソク足が下降の勢いがかなり強いタイプです。
一番最初に出てきた坊主系ローソク足の、大陰線バージョンですね。
値動きは、ほぼ下げ一辺倒というイメージなので、下降の勢いの強さはイメージしやすいと思います。
このローソク足が出てきたら、続落を考えていくのが基本です。
次のターゲットがどこかを探してみるのもいいかもしれませんね!
それでは、実際にチャートを見ながら復習してみましょう。
ドル円の週足チャートです。
まず、オレンジ色のところですが、上昇の後の調整の下降の中、長い下ヒゲをつけたカラカサの形になっています。
調整の下落から上昇へと転じていく1つのサインになっています。
その後、赤色のところで、ほぼ大引けの丸坊主となる大陽線が出ており、その後の続伸の流れを示唆しています。
水色のところでは、小さなローソク足が連続して出てきていますね。
上にも下にも行きにくい保ち合いの中、しばらくするとこれを上に抜けて、もう一段の上昇が起きています。
そして、緑色のところでは、長い上ヒゲをつけたトンカチに近い形が出ています。
高値圏でこれが出ているということで、上値の限界、上昇トレンドから下降トレンドへの転換が示唆されています。
ピンク色のところでは、かなり長い大陰線、ほぼ寄り付き坊主の形のものが出て、その後は続落していっています。
こんなイメージで、ローソク足を使って相場を見てみてくださいね。
もちろん、ローソク足は万能ではないので、「この形が出たから、次は絶対にこう動く」と断言できるようなものではありません。
ただ、市場関係者の多くはローソク足の意味合いを知っているので、「この形が出たから、次はこう動くのではないか」という思惑は出てくるのは間違いないと言っていいでしょう。
この微妙なニュアンスを踏まえつつ、相場の分析に役立ててくださいね!
汎用性はかなり高いので、いろんなところで役に立つと思いますよ!!
ということで、ローソク足の種類についてザッと見てきました。
今回紹介したもの以外にもいろんな形があるんですが、ここにあるものを押さえておけば、とりあえずの基本としては十分です。
大事なのは値動きをイメージしながら、ローソク足の中でどういった勢いがついているのかというところ。
これができれば、どんなタイプのローソク足にも応用できますよ!
ちなみに、今回紹介したローソク足は非常に基本的なところなんですが、これ「だけ」をサインとしてトレードするのはあまりおすすめしません。
どちらかというと、他のトレードのサインを補強するようなものとして使う、という位置づけで考えて頂くと良いかと思います。
絶対的なサインではないんですが、FXをやるうえで「絶対」と言ってもいいぐらいに大事な知識です。
ぜひ押さえるようにしてくださいね!
少年の心を忘れないアラサーリーマンです。将来を考えて給料だけでは不安だ、収入源を増やそうと100万円でFXを始めました。しかし、3ヶ月持たずに100万⇒15万へ減らし(涙) そこからFXの手法研究の日々を過ごし、ひと通りチャート分析手法を身につけます。が、それでも勝てず。結局、シンプルイズベストにして、トレンドに順張りする事に集中したら勝てるように。昨年も月単位で負けたのは2ヶ月で年間では本業と同じくらいの利益を出せるレベルまで来ました。僕が負け組初心者トレーダーから月10万円突破するまでに注意したポイントも紹介していますので是非チェックして下さい!⇒こちら
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