北九州空港=北九州市小倉南区で2016年3月15日、本社ヘリから矢頭智剛撮影
福岡県警小倉南署、威力業務妨害容疑で逮捕
福岡県警小倉南署は28日、北九州空港で離陸準備中の航空機内で「爆弾が入っている」などと言って出発を遅らせたとして、北九州市八幡西区里中3、運送業、寺坂勝善(43)と同区本城学研台2、同、鮎川太志(37)の両容疑者を威力業務妨害容疑で現行犯逮捕した。爆発物は確認されず、同署は悪質ないたずらとみて調べる。
逮捕容疑は28日午前7時ごろ、北九州市小倉南区空港北町の北九州空港で離陸準備中だった北九州発羽田行きのスターフライヤー72便(乗員乗客121人)の機内で、手荷物を指さして「爆弾が入っている」などと客室乗務員に伝え、同機の出発を約55分遅らせるなどして航空会社の業務を妨害したとしている。寺坂容疑者は「笑っていただけ」と容疑を否認し、鮎川容疑者は認めているという。
同署によると、2人は知人同士で最後尾の座席に並んで座っており、乗務員がキャリーバッグを収納棚に上げようとした際に声をかけた。2人とも酒に酔っていたという。【宗岡敬介】