兵庫県警東灘署が傷害容疑で逮捕
妻に殴る蹴るの暴行を加えたとして、兵庫県警東灘署は２７日夜、神戸市東灘区魚崎南町２、無職、小林剛容疑者（５５）を傷害の疑いで逮捕した。妻は暴行後に死亡し、県警は司法解剖して死因などを調べる。
妻の安紀子さん（５２）は昨年１０月以降、小林容疑者からの暴力を４回にわたって県警に相談していたが、被害届は出ていなかった。同署は転居を勧めるなどしていたが、「実家に戻る」と安紀子さんが答えたこともあり、立件していなかった。
逮捕容疑は今月２４日午前１０時ごろ、自宅で安紀子さんの顔や足を殴ったり蹴ったりしてけがを負わせたとしている。「生活態度に腹が立って暴行した」と容疑を認めている。
同署によると、小林容疑者が２７日朝に「妻が衰弱している」と１１９番通報し、救急隊員が室内で死亡している安紀子さんを見つけた。【茶谷亮】