こんにちは。
先日、日経新聞にこんな記事がありました。
www.nikkei.com
長時間労働削減策として、残業時間の上限を5時間引き下げて対応するんだそうです。
65時間というと、平均すると毎日8時には会社を出られる計算になります。これが徹底されれば、過労で命を絶つような痛ましい話はなくなるんじゃないかと思います。
でも、これって本当にできるの??って少し疑問なところもあり・・・いままでだって、36協定無視して長時間働かせてしかもパワハラまがいのことをしていたので、「結局タイムカード押したあとに会社に残る」だけなんじゃないかと・・・
上限設定しても、残業時間が減らないんじゃ意味ないよな
長時間労働ほんとに減るのか?
なかなか長時間労働が減らない。なぜだろう?と考えてみました。
長時間労働の元になっている、残業には大きく分けて次の3つのパターンがあります。
- 付き合い残業型
- 生活残業型
- 過重労働型
付き合い残業型
まだ○○さんが残っているから何となく帰りにくい・・・ってやつです。知らず知らずのうちに残業が増えます。
上司が残っているから~~
なんとなく、上司が残ってると帰りにくい。帰ろうとすると、「○○どうなった?」と聞かれたり。
あげく、酒のみに付き合わされて、愚痴を聞かされたり、何故か仕事のダメ出しを飲み屋でされたりすると、その日が終わってしまいます。家に帰って猫と遊ぶこともできません。
⇒ぶっちぎって帰った方がよい。その上司は、趣味もなく、家族も無いに等しく、家に帰りたくないんです。きっと。
同僚が残っているから~~
同じ部署で仕事をしている同僚の仕事がまだ終わっていなかったとき、何となく同調圧力がかかってずるずる残業。
⇒ずるずるするなら、いっそのこと手伝うか、手伝えない内容なら諦めて帰るかした方がいい。
邪魔です。
生活残業型
会社によっては、基本給を安く押さえて、残業手当を払うことで並みの給料にしているところがあります。
そういうところの場合、「生活するために」残業しなければならない。そんなふうになっていまいます。
そして、一度残業代込みの給料で生活を組み立ててしまうと
残業時間を減らす→給料が減る→生活レベルを落とす
が難しくなってしまいます。
まんまと罠にはまった感じです。
⇒時間に見合う対価があるのか?なければ
帰りましょう。
過重労働型
これが一番辛い。
デスマーチが発生し炎上中!
プロジェクトが炎上、または、業務上代トラブルが発生してしまった場合。誰も望んでいませんが、よく発生する状況。
収まらないトラブルはないけど、収まる頃にはみんなボロボロ。炎上させないようにするには経営陣、管理職の管理能力が問われます。
⇒頻繁に燃える会社は管理能力が無いので早急に見切って離れましょう。
特定の一人(少人数)に業務が集中
通常業務の作業量と人員配置のバランスが悪い。経営層or上司の管理不足により発生。何処も炎上してないのに大変。独りで大変。
⇒業務の平準化を訴えて、それでもダメなら早々に見切ろう。
おわりに
そもそも、ちっとも守っていない「上限」を「下げて」なんの意味があるのか疑問です。
それよりも、「上限」を超えて部下を働かせた管理職を減給、降格させるとか、しっかり効果のある対策しないと、また、同じ悲劇が起こるんじゃないかとおもいます。
きっと、対策がとられて日本中に行き渡るまでには相当時間がかかるので、働く人は、自分で自衛して、あまりに辛かったら頑張りすぎずに撤退する勇気をもってほしい。そんな風におもいます。