TPP 衆議院での採決日程の調整 本格化へ
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TPP協定の国会承認を求める議案などを審議している衆議院の特別委員会は、28日の採決は行わないことになり、与党側が目指してきた月内の衆議院通過は見送られることになりました。与党側は、今の国会での承認は譲れないとして、速やかに参議院に送りたい考えで、28日、幹部が会談するなど、採決日程の調整を本格化させることにしています。
TPP=環太平洋パートナーシップ協定の国会承認を求める議案と関連法案を審議している衆議院の特別委員会は、28日、安倍総理大臣の出席を求めて集中審議などを行い、週明けの31日午前には参考人質疑を行うことで与野党が一致しました。
これによって、民進党などが反対していた28日の採決は行わないことになり、与党側が目指してきた月内の衆議院通過は見送られることになりました。
TPP協定について、民進党などは「質疑を通じて問題点を明らかにする必要がある」として、来週以降も中央公聴会の開催など徹底した審議を求めていく方針です。
これに対し与党側は、今の国会での承認は譲れないとしていて、31日に委員会で採決し、来月1日の衆議院通過を目指す案が出ています。
一方で、強引に採決を行うと、地球温暖化対策を進める国際的な枠組み「パリ協定」の締結に必要な議案の承認時期に影響が出かねないとして、来月4日に衆議院通過を図るほうが望ましいという意見もあり、28日、幹部が会談するなど、採決日程の調整を本格化させることにしています。
これによって、民進党などが反対していた28日の採決は行わないことになり、与党側が目指してきた月内の衆議院通過は見送られることになりました。
TPP協定について、民進党などは「質疑を通じて問題点を明らかにする必要がある」として、来週以降も中央公聴会の開催など徹底した審議を求めていく方針です。
これに対し与党側は、今の国会での承認は譲れないとしていて、31日に委員会で採決し、来月1日の衆議院通過を目指す案が出ています。
一方で、強引に採決を行うと、地球温暖化対策を進める国際的な枠組み「パリ協定」の締結に必要な議案の承認時期に影響が出かねないとして、来月4日に衆議院通過を図るほうが望ましいという意見もあり、28日、幹部が会談するなど、採決日程の調整を本格化させることにしています。