どうも、アートディレクターのhashiken(@conteanime)です。
絵が少し描けるようになってくると、ある日突然【壁】にぶつかることがあると思います。
それまでのただ楽しかった時と違って、何を描いても手応えがない・・・ぜんぶ同じような仕上がりに感じてしまうような?
もしかするとそれは、あなたの中の『構図の引き出しの限界』と『画力の上限』にぶつかったせいかもしれません。
厄介な【壁】を乗り越えるには、新たな知識と技術を自ら仕入れる必要があります。
今回は、日々プロのイラストレーターのイラストを監修しているアートディレクターの目線から見た構図の上達方法をまとめます。悩んだときにはぜひ活用してみて下さい。
とにもかくにも絵をきれいに見せる方法が知りたいときは、イラストを今より少しでも上手く描く&見せるための6つのコツ!もおすすめです。
目次
プロだって悩むイラストの構図

仕事でスマホゲームのイラスト監修なんかしてますが、プロのイラストレーターの人達でも構図がいまいちってことは普通にあります。
もう少しこうしたらいいのに・・・と赤ペン先生をして直してもらいますが、そんな風にプロでも正解にたどり着くのは容易じゃないので難しく考えるのはやめましょう。
むしろ構図は、
正解がいくつもある中でより魅力的な選択を選ぶ作業
・・・だと考えるようにしたほうがいいかもしれません。
はじめに、『構図』と『レイアウト』の違いをおさえておこう
「構図」は、基本的にフレーミング(画面にするとき、どこを切り取るか、どれぐらいの大きさにするかを決定すること)とカメラアングル(=アイレベル)の2つで成立します。「構図」は、画面の全体構成であり、一番最初に決定されると言っていいでしょう。
「レイアウト(layout)」というのは、画面内の物体をどこに(where)どう(how)配置するか、ということです。人をここに配置して、木はこっちへ…みたいな感じで、全体に影響を及ぼす部分的な画面の設計と言えます。
※GOMISTATIONより引用
構図はキャラの大きさや角度、レイアウトは画面全体におけるキャラも含めたモノの配置、ひとまず言葉としてはこの程度の認識でいいでしょう。
構図に悩むってことは、キャラをどんな状態で見せるかに悩んでるわけです。
構図に悩むのは、おそらく2つの場合が考えられると思います。
描きたい構図を描くための絶対的画力が足りてない
まだまだ絵の経験値が絶対的に足りてなければ、仕方ないことです。早めに気づいた分よしとしましょう。これから構図を勉強していく中で画力も併せて高まっていくので、心配する必要はありません。
これまであまり描いたことない構図を意識的に描くようにしていけば技術向上は早くなります。
以前現役アートディレクターおすすめの絵が上手くなる方法とはコレだ!という記事で詳しく書きましたが、『考えながら描くクセ』を必ず身につけていって下さい。
そもそも良い構図が思いつかない
元々映画や漫画が好きで自分もあんなシーンが描きたいとか思ってればある程度の引き出しが備わっているはずですが、ストックが特にない場合はイメージが湧かなくても無理はありません。
イメージが足りてない状況に対処するにはどうしていくべきなのか? 対処法をみていきましょう。
自分の中に絵の構図に関する引き出しが少ない場合の対処法

自分の好きな作品から構図に関する知識を吸収していこう
映画や漫画、実写やアニメなんでも構いません。PIXIVやファッションサイト、ポーズ集などでもいいでしょう。
それぞれにおいて人物をどう魅力的に見せようとしているのか、そのためにどんな構図を用いているのか、強く意識しながら見ていくクセをつけましょう。
アニメや映画は連続した絵で動画を作っているので、絵と絵の『繋がり』という概念が重要視されます。逆に一枚絵やイラストなんかは、その一枚だけでキャラの魅力や背景を伝える必要があります。
少し見慣れてくると気づくかもしれませんが、なんとなく見にくい・・・印象が残りにくい映像やイラストというのはかなりの高い確率で構図などにあまり気が配られていなかったりするものだったりします。
写真や映像を撮る時の有名な構図もざっと知っておこう
写真における構図の考え方は、絵やイラストに活かせるものが多いです。
上のサイトにわかりやすくまとまっているので、情報として軽く知っておくのもいいでしょう。
逆に、ある程度絵が描けるようになってくるとなんとなく写真構図を意識した絵に自然とたどり着いていくものです。
なので、早い段階で写真的な見せ方を気にしすぎるよりは答え合わせくらいに考える方がいいかもしれません。悩んだ時のちょっとしたヒントのようなとらえかたでもいいですね。
デッサン人形やフィギュアで実際にいろいろ試してみよう
3次元のものを利用して構図を決めて2次元の絵に落とし込んでいく練習は、やっぱり多く行ったほうが技量は上がりやすいです。立体のモノの構造の理解に繋がりやすいんですね。
どうしても描けないような構図は積極的に使えばいいですし、何か困ったときもすぐ参考にできるものが身近にあると気楽に描けるしおすすめです。
わからないからと諦めるんじゃなく、人形でも資料でも見てなんとか描き上げることがイラストの上達への第一歩です。
考えながら絵を描くことについて上にも少し描きましたが、デッサン人形を使って描くときでも漠然と見たまま描くんじゃなくて持ってアレコレ触りながら
・・・などなど、強く好奇心を持って進めていけば自分の中に蓄積される情報量はまったく変わってきます。
なんとな~くやってるだけでは、本当になんとな~く描けるようにしかなりません。
ぜひ、意識して進めていって下さい。
絵を描くときは、風景を写真で切り取るイメージを持とう

昔、美術の授業で絵を描く時に↑みたいなことをしたことがあると思います。
絵を描く際の背景の切り取り方や、風景に対するモノの構図を決めるためになんとなくしていたと思いますが再度利用してみるのもおすすめです。
アニメなどは基本的にすべての絵の後ろに背景がついていますが、要はあの要領で背景ごとキャラを切り取るクセをつけていくということです。
キャラ単体で考えると、構図が浮かびにくかったり描きにくかったりする面がどうしてもあります。逆に背景と一緒に切り取ることで、もっと自然な印象で描くことができるようになるかもしれません。悩んだときは、ぜひ思い出してみて下さい。
さいごに、

構図って無数にある中から一番正解に近いものを探し出すようなところがあるので、一口にこれが良いと言うのはなかなか難しいものだったりします。
ただ繰り返しですがプロでも悩むんで、経験の浅い立場ならむしろ出来なくて当然です。
絵を描き始めてたいして時間経ってないならまったく気にせず、リラックスして色々試してみるのが一番いいと思います。
絵は楽しく描けなくなったら終わりだとよく言いますが、それ以前に向上心を失ってしまえばそれより先の成長は決して臨めません。
ブログで検索すると実績のある人達の意見は色々見つかるので、1つのものに偏りすぎず色々な意見を参考にしながら自分の絵を成長させてってくださいね♪
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