上海で少女像設置 官房長官「未来志向の姿勢が重要」

上海で少女像設置 官房長官「未来志向の姿勢が重要」
k10010741831_201610241305_201610241305.mp4
菅官房長官は午前の記者会見で、中国・上海の大学に慰安婦問題を象徴する少女の像が設置されたことについて、過去の不幸な歴史に過度に焦点を当てるのではなく、未来志向で取り組む姿勢が重要だという考えを示しました。
中国・上海の大学に慰安婦問題を象徴する2人の少女の像が設置され、現地の日本総領事館が大学関係者に懸念を伝えました。
これについて菅官房長官は午前の記者会見で、「こうした動きは、日中関係の改善に資するものとは言えず極めて残念だ。わが国としては、過去の不幸な歴史に過度に焦点を当てるのではなく、国際社会が直面する共通の課題に未来志向で取り組んでいく姿勢が重要だと考えている」と述べました。

また菅官房長官は、ソウルの日本大使館の前に設置されている慰安婦を象徴する少女像が撤去されていないことについて、「日韓両国の合意に基づいて、それぞれの国々が誠実に実行していくことが極めて重要だと思っている」と述べました。