沢村賞に広島のジョンソン 外国人投手は52年ぶり
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プロ野球で今シーズン最も活躍した本格派のピッチャーに贈られる「沢村賞」に、防御率・勝利数ともにリーグ2位の成績を挙げて、チームの25年ぶりのリーグ優勝に貢献した、広島のジョンソン投手が選ばれました。外国人の選手が選ばれるのは52年ぶり2回目です。
沢村賞は、その年に最も活躍した先発完投型の本格派ピッチャーに贈られるもので、選考基準として、15勝以上、防御率2.50以下、完投10試合以上など7つの項目が設けられています。24日に都内で開かれた選考委員会には、巨人で活躍した堀内恒夫委員長など5人の委員が出席しました。
今シーズンは7つの選考基準のうち、最も多く満たした投手でも4つとなっていて、選考委員会では誰かを選ぶべきか、「該当者なし」とすべきか、意見が分かれたということです。そして最終的に、4つの項目で基準を満たし、15勝、防御率2.15とともにリーグ2位の成績を残して、チームの25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献したとして、広島のジョンソン投手が選ばれました。
沢村賞に外国人の選手が選ばれるのは、昭和39年の阪神のバッキー投手以来、52年ぶりです。堀内委員長は「外国人というのは関係なく、選考基準に従って選んだ。その結果、ことしのナンバーワンピッチャーはジョンソン投手ということになった」と話しました。
今シーズンは7つの選考基準のうち、最も多く満たした投手でも4つとなっていて、選考委員会では誰かを選ぶべきか、「該当者なし」とすべきか、意見が分かれたということです。そして最終的に、4つの項目で基準を満たし、15勝、防御率2.15とともにリーグ2位の成績を残して、チームの25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献したとして、広島のジョンソン投手が選ばれました。
沢村賞に外国人の選手が選ばれるのは、昭和39年の阪神のバッキー投手以来、52年ぶりです。堀内委員長は「外国人というのは関係なく、選考基準に従って選んだ。その結果、ことしのナンバーワンピッチャーはジョンソン投手ということになった」と話しました。
来年から基準見直す方針
また堀内委員長は、最近は中継ぎ・抑えと役割分担が進み、完投10試合以上や投球回200イニング以上という基準は達成が難しくなっているとして、来年からは基準を見直す方針を示しました。基準を一部引き下げることや、6回を自責点3以内で抑える「クオリティースタート」の回数も選考に加味することを検討していくということです。
ジョンソン「チームメートに感謝」
広島のジョンソン投手は、沢村賞の受賞について、「非常に光栄なことだが、この賞を自分1人で取れたとは思っていない。バッテリーを組むキャッチャーをはじめとしたチームメートに感謝したい。去年も狙おうとしたが、チームメートだった前田健太投手にとられた。今シーズン、基準には到達できなかったが、自分は先発ピッチャーとして、完投数と投球回数が大事な数字だと思っている」と喜びを語りました。
そのうえで、あと2勝すれば、チームが32年ぶりの日本一になることについては、「今後あるかもしれない登板に向けて、今、調整に集中している。チームは今、投打がかみ合っているので、今の野球をしっかり続けていきたい」と話していました。
そのうえで、あと2勝すれば、チームが32年ぶりの日本一になることについては、「今後あるかもしれない登板に向けて、今、調整に集中している。チームは今、投打がかみ合っているので、今の野球をしっかり続けていきたい」と話していました。