総務担当者は要確認! 地震対策でオフィスに備蓄しておくべきもの

2016年10月24日

    

総務担当者は要確認!地震対策でオフィスに備蓄しておくべきもの

大きな地震はいつ来るかわかりません。地震が起こった時に自宅にいる可能性もありますが、オフィスにいるということも十分考えられるでしょう。帰宅できずにオフィスに泊まる可能性もあります。そこで、地震対策としてオフィスに備えておきたいものをご紹介します。

一番は水!これがなくては生きていけない

自宅用に備蓄している人もたくさんいるでしょうが、オフィスでも水は必要です。思わぬケガをしてしまった人の傷を洗い流すことにも使えますし、飲み水としての備蓄なら一人一日3リットルは必要です。会社の規模にもよりますので、水をどのくらい備蓄するかはあらかじめ社内で決めておくと良いでしょう。

水は、いざという時に必ず必要になりますので多すぎて困るということはありません。社内の人数と照らし合わせて準備しておいてください。

たくさんの人がいる可能性を考えると簡易トイレは必要

トイレ問題の対策も必須です。人数が多いとたくさんの簡易トイレが必要になるでしょう。簡易トイレは今やどこでも販売されています。自分たちで用意するのであれば、ゴミバケツにビニール袋を2枚重ね、用を足したら新聞紙をかけます。

一回一回で捨てることはできませんのである程度たまったらビニールの口を縛って捨てます。ペット用品である猫砂を新聞紙の代用にすることもできます。猫砂は消臭効果の高いものも販売されていますし、猫砂自体にバラの香りがついているものもあるので、猫砂にする場合はいろいろなものを見比べて決めてください。

季節にかかわらず、毛布は一人一枚

夏でも夜冷え込むことはあります。体調を崩す人が出るかもしれない、ということも考えると毛布は季節関係なく一人一枚準備しておきたいところです。オフィスに何日間寝泊りするのかわかりませんし、毛布はあった方がよいでしょう。

大きな地震が起こって底冷えする社内で過ごすことを考えると、体調管理は欠かせません。体調を安定させる、体力を温存させるためにも体の冷えは大敵です。そのためにも社内の人数分あると安心です。

また、毛布は場所をとるので備蓄できないという場合は、簡易的なフィルム製の毛布もありますし、食品用のラップを体に巻くことで体を冷えから守ることができます。ラップは体に巻いて防寒するだけではなく、お皿に巻いて食品をのせればお皿を洗わずにすみますので、いろいろ使えて便利です。ラップは幅が広くて長いメートルのものを用意しておいてください。

防災用のご飯と、大事なのは「塩」

たくさんの種類の防災用ご飯が売られています。レンジでチンするだけで食べられるご飯やレトルト食品、震災時用の缶に入ったパンなど、いろいろありすぎてどれを選んだらよいのかわからないくらいです。

防災用のご飯で選ぶべきポイントは味のついているもの、おいしいもの、甘いもの、ふりかけや海苔のつくだ煮などの塩分のとれるもの、です。味のついているものでないと飽きてしまって食べ続けることができませんし、口に合わないものだとますます気がめいってしまいます。

甘いものは脳の栄養「ブドウ糖」をとることができますのであると心を落ち着けることができます。ただでさえ心が不安定になりがちでイライラが募りやすくなりますので、甘いものは必要でしょう。

避難所にいる場合には塩のたっぷりまぶされたおにぎりやカップラーメンが配給されて塩分が足りないということはないでしょうが、もし塩分が足りなくなるとめまいやふらつき、筋肉異常などの症状が表れてしまい、手が震えて頭がぼーっとするなどの症状に悩まされてしまいます。食の好みもあるでしょうが、体に必要な栄養素は取れるように工夫すると良いですね。

地震が起こったら、備蓄が頼り!

地震は起こらないのが一番ですが、そうもいきません。いつ起こるかわからないのに備蓄の準備をするなんて、と準備を怠っていると、その時になって大きな後悔をする可能性があります。水や毛布、簡易トイレや食品などで、オフィスにいる社員を守りましょう。

また、ガラスなどが割れ、オフィスに寝泊りしながら社内を片付けるということも考えて軍手などを用意しておくのも良いですね。社内に残った社員を守るために備蓄はしっかり準備しておきましょう!