スマホのカメラが指の静脈で生体認証 日立が開発
k10010742071_201610241507_201610241508.mp4
指や手のひらの静脈の形で本人かどうかを確かめる生体認証は、銀行のATMなどで利用が広がっていますが、スマートフォンのカメラを指に向けて静脈の形を読み取り、認証ができるという新しい技術を大手電機メーカーが開発しました。
大手電機メーカーの日立製作所が開発した新しい技術は、指の静脈の形で本人かどうかを確かめる生体認証の1つです。あらかじめ専用のアプリを入れたスマートフォンを使ってカメラのレンズを指に向けると、撮影した画像から色合いなどを特殊な技術で解析し、静脈の形を読み取ります。その際、4本の指を同時に認証することで、本人確認の精度を高められるということです。
静脈を使った生体認証は、指紋による方法と比べて偽造やなりすましが難しいとされ、日立が指を使う方法、富士通が手のひらを使う方法を開発し、それぞれ銀行のATMなどで利用が広がっています。今回、開発した技術は、個人のスマートフォンを使って認証ができることから、メーカーは、ネット通販の決済やネットバンキング向けに来年の実用化を目指すとしています。
日立製作所システムイノベーションセンタの池田尚司センタ長は、「ネット通販ではパスワードを毎回、変更することなどで安全性は高まるが、利用者の利便性が低くなってしまう。簡単に認証できる技術で貢献したい」と話していました。
静脈を使った生体認証は、指紋による方法と比べて偽造やなりすましが難しいとされ、日立が指を使う方法、富士通が手のひらを使う方法を開発し、それぞれ銀行のATMなどで利用が広がっています。今回、開発した技術は、個人のスマートフォンを使って認証ができることから、メーカーは、ネット通販の決済やネットバンキング向けに来年の実用化を目指すとしています。
日立製作所システムイノベーションセンタの池田尚司センタ長は、「ネット通販ではパスワードを毎回、変更することなどで安全性は高まるが、利用者の利便性が低くなってしまう。簡単に認証できる技術で貢献したい」と話していました。