私が初めて医者から「自律神経失調症」という言葉を聞いたのは、中学2年か3年生の頃のこと。
その後、かれこれ20年近くのお付き合いになります。
季節の変わり目には毎度体調を崩し、梅雨時になれば毎日眠気と気怠さとの闘い。
立ちくらみ、ふわふわと浮くような目眩、のぼせ、頻尿、生理不順、頭痛に肩こり。
人によって症状は様々と思いますが、私的には上記の症状が代表格のような感じでした。
…でした、じゃないね。今もそうなんだけど。
そこへ、20歳半ばになって躁鬱という無茶苦茶なものが襲ってきた。
仕事もできなくなり、引きこもり生活へ突入。
20代のほぼ半分を無駄に過ごすこととなります。
治らんものを嘆いていてもしょうがない
躁鬱引きこ森時代に心療内科へ通い、辿り着いたのは「もう治らん」ということ。
薬を飲んでも何やってもたぶん治りませんよ、ということ。
治すことよりもどう付き合っていくかの方が重要なのだと学びました。
薬を一切やめて以降、自分のこんな心身とどうしてうまくやっていこうかと考えてきました。
ネットで調べては色々試してみたけど、なかなか続かなかったり、イマイチ効果がわからなかったり。
温冷シャワーってのも試してみて、これは未だに続けてるんですけどね。
気合いさえあればできるんで…
※血圧高い人にはオススメしません
自律神経を鍛えるってことが目的なんですけど、どうなんだろうなあ。
スポーツ選手とかでコレやってますって人結構いるよね。
でも自律神経にどうこうっていうのは、1年続けてみてるけどよくわかんないっす。
でもこの1年で風邪をこじらせることはなかったので、これは温冷シャワーの効果かもしれない。
風呂上がり、身体もポカポカになるのよ。
今年は気象関係もちょっとおかしかったし、なかなか辛い日々でした。
何をやっても効果とか結果とかは期待できなかったかもしれない。
そんな身体とどう付き合って生活してくべきか
先月、本屋をウロウロしている時に見つけた1冊の本。
最近は自己啓発とか仕事術のコーナーばっかりウロウロしてます。
色々詰め込みすぎても良くないだろうなあと思いつつ、それでも何か自分にとってヒントになるようなものを発見できたらいいなと。
中身をチラチラ見てみたところ、どうやらそこに書かれているのは「鍛える」「改善する」というよりも「こんな身体に合わせながらどう生活していこうか」みたいなことらしい。
迷わずレジへ持っていきました。
自律神経の仕組み
難しい医学的なことはあんまりよくわからないんですけど、まずは神経のバランスの仕組みをわかっておくと非常にやりやすいんだなと。
何で自律神経が乱れるのかというと、人間には交感神経と副交感神経ってもんがあってですね。
このふたつの神経のバランスが崩れると、心身に不調をきたすということです。
本に書いてあるまんま簡単に説明するとこんな感じ。
- 交換神経 → アクセル(興奮、促進の働き)
- 副交感神経 → ブレーキ(リラックス、安定)
この2つの神経はシーソーみたいにどっちかに偏ってるよりも、どちらも同じ程度のレベルで安定していた方がいいんですね。
交換神経だけが高すぎると、いわゆる躁の状態に。
副交感神経だけが高すぎると、鬱モード。
両方共に低すぎると、超スローモードでぐったり疲れやすくて体力ナシみたいな状態。
でもバランスは整ってるから本人は体調悪いとかそうゆう自覚はあんまりないらしい。
これはこれで、躁とか鬱の状態よりはマシかもしれない。
(というか、最近の私はこの状態なのかもしれない…)
逆に両方共高いとなると、これが一番理想的なのです。
静と動が安定していて、超健康的。
そして血行や代謝も良いので、太りにくい体質らしい。いいなー!
季節や時間帯、行動や年齢によってバランスは変動する
これはおそらく、自律神経が弱いとか関係なく誰でも同じということだと思うんですけど、神経バランスの変動の仕方ってほぼほぼ決まっているんです。
交感神経が高くなりやすい時間帯、逆に副交感神経が高くなりやすい時間帯がある。
午前中の方が頭がスッキリしていて、書き物や作業がはかどりませんか?
で、昼飯食うと眠くて怠くてやる気がなくなる。←私の事
季節によっても変わってきます。
梅雨の時期は一段と体が重くて怠いよね眠たいよね。
秋になると食欲の秋だの読書の秋だの文具の秋だとか言ってやたらアクティブになる。
これも、ふたつの神経のバランスが大きく関わっているんです。
そして、年齢によっても変わってきます。
30過ぎたら20代の頃と同じようにはいかんよってことですわ。
これは神経とか関係なくてもそうだけど…
バランスを整える行動っていうのもあってね。
何を目的に片付けすればいいかっていう項を読んだ時は目からウロコでした。
今までほとんど嫌々やっていた片付けや断捨離に対する気持ちが大きく変わった。
バランスの変動に合わせた時間の使い方
この本で説明してくれているのは、自律神経のバランスを良くしましょうというよりも「バランスの変動に合わせてどう予定を立てて行動していくべきか」ということです。
交感神経高めの時間帯には、それに合わせた予定や行動を。
逆も又然り。
1日の予定の立て方。
1週間の予定の立て方。
1年間の予定の立て方。
更には、「手書きで予定を立てていくメリット」についてまで詳しく書かれています。
「手書きする」ことで、神経のバランスを整えることができるのだそう。
知らなかった…
これだけデジタルが発達しても未だにアナログ手帳ユーザーが多いのはこれのせいもあるかも。
そんなこと言ってる私もなんでもデジタルからなんでもアナログに移行しつつある人だけど、なんとなく手書きの方がいいなって思っていたのは自分で気づかない内に「書きものして落ち着く」ことができていたからなのかもしれん。
ただ、手書きすればいいってわけではない。
ゆっくり、丁寧に、が鉄則。
確かに、慌ててせかせか書いてると気持ちも焦ってくるような気がする。
「ゆっくり、丁寧に」は書きもの以外のことでもそうです。
ご飯食べる時でもなんでも。
とにかく「ゆっくり、丁寧に」行うことで、気持ちにも余裕が生まれてくる。
じゃあ「ゆっくり、丁寧に」を実践するにはどうしたらいいか。
「常に先読みして予定を立てる」のです。
その時、自分はどんな状態にあるか、この時間帯の神経のバランスはどうか。
そんなことを先に考えながら予定を立てていくことで時間に余裕を作りましょう、と。
私はこれが全くできていませんでした。
いつも慌てていつも焦って、ゆっくりの「ゆ」の字もなかった。
丁寧なんて言葉も私の脳ミソにはなかった。
手帳の運用にあたって、非常に有効的な1冊
最後の方には手帳術に関する項もあって、これは既にアナログ手帳を運用している人にとっては特別変わったようなネタがあるわけではないです。
てことで、手帳術の本としてオススメしたいというわけじゃないんだけど…
この手帳術の項に辿り着くまでに、こうして「自律神経との付き合い方」についてたくさんの知識を得ることになる。
この知識のおかげで、どう手帳を使っていけば自分にとってプラスになるのかというヒントも沢山得ることができました。
そういう意味では自律神経が弱いとかそうゆう自覚のない人でも、スケジューリングの参考にできるかもしれません。
せっかく、生きやすさを求めて使っている「手帳」です。
出来る限り、自分にとって有効的なアイテムにしたい。
今後もバイブルとして手元に残しておきたい1冊になりました。
来年用の手帳を使い始める前にこの本を読むことができて本当に良かった。
まとめ
最初の方に「20代の半分を無駄に過ごした」って書きました。
確かにその時はほんと死んでるも同然みたくなってたわけですけど、今となってはあれも良い経験のうちかなとちょっとポジティブに考えられるようにもなってきた。
あれがなかったら、今こうしてこんな本も読まなかったかもしれないし。
自分を客観的に見るとか考え方を変えてみようとかも思わなかったかもしれない。
未だに、いつまでも嫌なことでウジウジ悩んでる人間のままだったかもしれません。
結果的に、自分をどんどん変えていこう、良くしていこうと頑張るきっかけになったのかなと。
こうして考えられるようになったのも成長のひとつなのかな、って思ってます。
自画自賛。