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50周年 歴代車両がお台場に勢ぞろい

勢ぞろいした歴代カローラ(写真は左から2、3、4、5、6代目)=東京都江東区のMEGA WEBで2016年10月22日、兵頭和行撮影

 トヨタ自動車の「カローラ」が発売から50年を迎えた。ラテン語で「花の冠」を意味するカローラは、世界累計販売台数約4360万台、国内での車種別年間販売台数(軽自動車は除く)では2001年まで33年間トップを確保するなど、日本を代表する大衆車だ。22日には発売50年を祝うイベントが東京・お台場のショールーム「MEGA WEB」(東京都江東区)で開かれ、初代から11代目までの歴代車両が勢ぞろい。集まったファンを楽しませた。【岡部恵里】

歴代勢ぞろい

 「カローラ生誕50年フェス」では歴代車両を展示したほか、初代カローラの同乗試乗会や歴代開発責任者によるトークショーも行われた。初代カローラとその特徴を再現した特別仕様車「カローラアクシオHYBRID G“50Limited”」などが11月25日まで記念展示されるほか、初代カローラを運転しているような写真が撮れるフォトコーナーもある。

発売開始はマイカー元年

 初代カローラが発売された1966年は「マイカー元年」と呼ばれ、クーラー、カラーテレビとともに自動車(カー)が新三種の神器「3C時代」の一角を占めた。それまで一般家庭でクルマを持つことなど夢だと思われていたが、高度経済成長や64年の東京五輪開催の後押しもあり、モータリゼーションが発生。サラリーマンの年収分くらいで、ちょっと頑張れば手が届く価格でクルマが販売されるようになり、運転しやすく価格も手ごろなカローラも普及した。

「80点主義+α」精神

 初代から引き継がれている"カローラDNA"がある。「80点主義+α」の考え方だ。初代開発時、トヨタは当初、排気量が1000CCのエンジンを搭載する方針だったが、先に発売される日産自動車の「サニー」が同じ排気量であることが分かると、1100CCに軌道修正。「プラス100CCの余裕」がサニーとの差別化を図る最大の宣伝文句となり、カローラの名前が広がった。

 初代を開発した故・長谷川龍雄さんは、価格や性能などすべての要素で80点を確保するだけでは不足と考えた。こだわったのは「+α(アルファ)」だ。トヨタ創立40周年記念で刊行された「トヨタのあゆみ」で、長谷川さんは次のように述べている。

 「大衆車はあらゆる面で80点以上の合格点でなくてはならない。後はその車の特徴として特にどの点で80点より引き上げてセールスポイントにするか。1100CCにしたのもこうした意欲の表れの一つだ」

名車「ハチロク」も

 83年に発表された5代目から、カローラは前輪を駆動させる「FF」方式を採用した。だが5代目の中でも、従来通り後輪を駆動させる「FR」を貫いたクルマもあった。カローラのスポーツ車モデルとして当時、若者を中心に支持されていた「カローラ・レビン」だ。

 レビンは2代目カローラの新たな派生車として72年に登場した。特に5代目のレビンは運動性能の高いFRを採用。型式名(AE86)から「ハチロク」との愛称で親しまれ、漫画「頭文字D(イニシャル・ディー)」で主人公が乗る「スプリンタートレノ」も、ハチロクがモデルだ。発売から30年以上たった現在も、多くのファンから愛される名車となっている。トヨタは2012年、富士重工業と共同開発したFRタイプのスポーツ車を発売したが、その車には「86(ハチロク)」の名が引き継がれている。

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