10と20の2機種を用意

<ヘッドホン祭>AUDEZE、平面駆動イヤホン「iSINE」12月上旬に国内販売

編集部:風間雄介
2016年10月22日
本日より中野サンプラザで開催されている『秋のヘッドフォン祭 2016』。(株)アスクは、AUDEZE(オーデジー)社の平面磁界駆動型イヤホン「iSINE」などを発表した。

「iSINE 10」とCIPHERケーブルのリモコン部

上位機の「iSINE 20」

iSINEは、IFA2016にて発表された、世界初となる平面磁界駆動型イヤホン(関連ニュース)。今回、日本での製品化が発表された格好だ。

平面磁界駆動型は開発に高い技術力が求められるため、従来、イヤホンへの搭載は困難とされていた。今回ドライバーの小型化に成功したとのこと。ラインナップはスタンダードモデルの「iSINE 10」と、ボイスコイルを強化した上位機の「iSINE 20」となる。国内では12月上旬発売予定。日本での販売価格は後日発表されるが、米国での販売価格はiSINE 10が399ドル、iSINE 20が599ドル。

イヤーチップ部はまだ試作品とのこと

イヤーチップは3サイズを同梱する

インイヤータイプの製品で、セミオープン型の平面磁界ドライバー搭載イヤホン。振動板の薄さは「数マイクロメートル」で、マグネットはハイグレードなネオジウムを使用している。トランスデューサーのサイズは30mm。再生周波数帯域は10Hz〜50kHz。質量は20g(ケーブル除く)。

ケーブルは通常の3.5mmのもののほか、「CIPHER」Lightningケーブルも使用できる。

CIPHERケーブルを使用した場合、iPhone内のDACやアンプは完全にバイパスする。アンプ、DAC、DSP、ADCなどはすべてケーブルに内蔵している。EQプリセットなどもすべてDSPの中に記録しておけ、ほかのiOSデバイスに接続した際も同じ設定で聴くことができるという。

本日行われた発表会では、副社長で営業を担当しているマーク・コーエン氏がブランドや製品について説明した。

コーエン氏は、開発にあたってSHUREのKSE1500を購入し、研究したという。「8分の1程度の価格でKSE1500を上回る音質を実現した」と胸を張った。

詳細は後ほど更新する。

関連リンク

関連記事