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「米と離別」断絶でないと釈明

記者会見で「米国との関係を断ち切ることではない」と釈明するドゥテルテ比大統領=フィリピン南部ダバオで21日、ロイター

 【バンコク西脇真一】フィリピンのドゥテルテ大統領は22日、中国訪問中に「米国と離別する」と述べたことについて「自分の言いたかったことは、外交政策を(米国から)離すこと」であり「米国との関係を断ち切ることではない」などと釈明した。アーネスト米大統領報道官は21日、ドゥテルテ氏について「問題のある公式声明があまりにも多い」と改めて不快感を示し、米比関係に「不必要な不確実性をもたらす」と批判した。

     ドゥテルテ氏は18〜21日までの訪中を終えて21日夜に帰国し、地元の南部ダバオで記者会見。「過去に我々は米国が与える指示に常に従ってきた」と述べて、歴史的にフィリピンが米国追従路線だったとの認識を示した。その上で、「離別」は外交関係を絶つことではないと説明し、「(米国との)関係を維持することは、我が国の最大の利益である」などと述べた。

     米軍のイージス駆逐艦が21日に南シナ海で実施した「航行の自由」作戦については言及しなかったようだ。

     アーネスト報道官によると、22〜25日にマニラを訪問するラッセル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が、米比関係についてフィリピン側と議論する予定だ。また同報道官は、米国政府としてはフィリピンとの条約に基づく防衛義務を順守する意向を強調。フィリピンに対しても同様の対応を求めた。

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