障害者の芸術作品などを紹介 東京で展覧会

障害者の芸術作品などを紹介 東京で展覧会
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障害者の芸術作品や商品化された障害者アートを紹介する展覧会が、東京・六本木で開かれています。
この展覧会は4年後に東京オリンピック・パラリンピックを控え、障害者への理解を深めてもらおうと文化庁が開きました。
知的障害や精神疾患がある作家の芸術作品のコーナーには12人の作品が展示され、このうち、神奈川県の横溝さやかさんの「東京2020に向けて」という絵画は、世界旅行をする2人の主人公がオリンピックが行われる東京の街を訪れた様子が色鮮やかに表現されています。

また、アスリートたちが使う最先端の義足や競技用の車いすを紹介するコーナーでは、実際に車いすに乗ることができます。
さらに商品化された障害者アートのコーナーもあり、個性的で表現豊かな洋服や雑貨が展示され、一部はその場で購入することもできます。

展覧会を監修した美術評論家の前山裕司さんは「アートは健常者と変わらずすばらしく、デザインはかっこいいものばかりです。2020年に向けて障害者との壁を取り払ってほしい」と話していました。
この展覧会は東京・六本木の国立新美術館で23日まで開かれ、入場は無料です。