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容疑者、防犯カメラの死角で暴行か

事件のあった認可外保育所の入り口=2016年10月21日午後0時14分、渡辺明博撮影

傷害致死容疑で逮捕された34歳保育士

 神奈川県平塚市で認可外保育所に預けられた生後4カ月の出縄望翔(いでなわ・りんと)ちゃんが死亡した事件で、傷害致死容疑で逮捕された保育士、角田悠輔容疑者(34)が、望翔ちゃんをベッドから連れ出している様子が保育所内に設置された防犯カメラに映っていたことが捜査関係者への取材で分かった。神奈川県警は防犯カメラの死角に移動して望翔ちゃんを暴行した疑いがあるとみている。

 逮捕容疑は昨年12月6日、認可外保育所「ちびっこBOY」で、望翔ちゃんの頭部に暴行を加え、脳挫滅で死亡させたとしている。角田容疑者は「やっていない」と容疑を否認している。

 県警などによると、望翔ちゃんは同日午前0時ごろ保育所に預けられた。当時、望翔ちゃんを含めて23人の子供が預けられていたが、当直の職員は角田容疑者だけだった。

 捜査関係者によると、保育所の防犯カメラには、角田容疑者が望翔ちゃんを抱えてベッドから連れ出し、カメラの死角に移動する様子が映されていた。その後、角田容疑者はベッドに望翔ちゃんを戻し、「子供が息をしていない」と119番していた。

 望翔ちゃんの母親は21日、弁護士を通じ「だいぶ時間がたってから逮捕されて、正直大変驚きました。息子が戻ってくるわけではありませんが、きちんと裁判を受けてほしいですし、厳しく罰してほしいと思っています」とのコメントを出した。

 事件を巡っては、角田容疑者が使っていた保育所のパソコンを壊したとして、保育所経営者の林哲也容疑者(49)が証拠隠滅容疑で県警に逮捕されている。林容疑者は容疑を否認しているという。【村上尊一、国本愛、木下翔太郎】

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