HOME> ニュース> オーディオサーバーの《フィダータ》、専用設計となる2TBのSSDを搭載した上位モデル「HFAS1-XS20」誕生
2016年10月19日/Stereo Sound ONLINE 編集部・佐藤めぐみ
アイ・オー・データから、オーディオサーバー《フィダータ(fidata)》の上位モデル「HFAS1-XS20」「HFAS1-XS20/K」が発売される。
リリース時期は12月末を予定し、価格はいずれも¥648,000(税別)。「HFAS1-XS20」はシルバーモデル、「HFAS1-XS20/K」はプレミアムブラックモデルとなる。
フィダータは、同社が"オーディオサーバー"と呼ぶネットワーク接続のHDD。昨年10月に発売された「HFAS1-H40」は4TBのHDD、「HFAS1-S10」は1TBのSSDを搭載していたが、型番に「X」を冠した本機は、2TBのSSDを用いている。
「HFAS1-X」は、SSDの大容量化と、オーディオ機器に求められる品質を両立すべく、本機のために開発された「X-Cluster SSD(エックスクラスターSSD)」を搭載する。これは4台のSSDを2台ずつペアとして構成し、そのペアのSSDをさらに組み合わせたものだ。
SSDは「HFAS1-S10」と同じくサムスン「850EVO」の500GBモデルを用いているが、台数を2台から4台に増やした。
具体的には、このSSDを2台ずつ、ハードウェア的にストライピングモード(データを複数のストレージに並列に書き込むモードで、RAID0とも呼ぶ)で構成することで、1TBのSSDを2組備えた格好になる。
加えて、2TBのSSDを記憶領域として使う「ストライピングモード」か、1TBを記憶領域用、1TBをバックアップ用に使う「ミラーリングモード」のいずれかを選べる。
いずれにしても、4台のSSDに対しデータを分散して読み書きし、ストレージへの電源負荷を減らすことで、電源の安定化とノイズの低減を図っているという。
こうしたアプローチを、フィダータの新技術の総称として<X-Cluster Storage Technology>と呼んでいる。
また、ストレージ専用のスイッチング電源と、専用電源生成回路から供給する従来の電源回路に加え、X-Cluster SDDに「リニアパワーコンディショナー」を搭載。これにより、スイッチング電源から来る微細なノイズを抑制するとしている。
シャーシは、2.3mm厚の冷間圧延鋼板から、3.2mm厚の熱間圧延鋼板に変更した。鋼板には黒クロメート処理を施し、剛性を大幅に向上させたという。
回路設計やソフトウェアは、これまでの「HFAS1」シリーズと同等となる。
ジャンル |
NAS |
---|---|
ブランド名 |
I-O DATA |
型名 |
HFAS1-XS20(シルバー) |
価格 |
¥648,000(税別) |
発売日 |
2016年12月下旬 |
アイ・オー・データ機器 インフォメーションデスク
電話番号:0120-777-618(フリーダイヤル)
受付時間:10:00~17:00
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