DIY・ハンドメイドでよく使う「グルーガン」とは?
グルーガンとは、熱で溶かして使う、スティック状に固められたボンドのような接着剤です。冷えるとすぐに乾くので、ボンドのように乾かす手間もなく、簡単に接着することができるので、様々なDIYに使用されています。
グルーガンの強度は?
グルーガンの接着強度は比較的弱いと言われることもありますが、どのくらいの強度で接着するのでしょうか。
グルーガンとひとくちにいっても、100均で買えるものからプロ用のものまで様々あり、グルースティックの種類も協力なもの用意されています。
DIYに使うイメージですが、車の凹み修理に使うこともあるようです。
ただし、強度を出すためには正しい使い方を覚えなければいけません。素材の表面が汚れていたり、付けすぎたりして強度が弱くなることもあります。
また、グルーガンとグルースティックの相性が悪いということもあります。
アクセサリーや小物を作るのがくらいなら100均のグルーガンで十分だと思います。
グルースティックには色もたくさんある!
熱で溶かすスティック状の接着剤を、グルースティックと言います。一般的な色は白ですが、こんなにカラフルなグルースティックがあるんです!わざとはみ出して使ったり、絵を描いたりすれば、それ自体で何か形を作ったりすれば、簡単にカラフルに仕上げることができます。
ダイソーやセリアなど100円ショップでも購入可能!
すごく便利なのはわかったけど、お値段が心配・・・。でも大丈夫です。グルーガンは簡単な趣味程度のDIY用でしたら、ホームセンターや手芸用品屋さんで500円程度で売っています。なんと、100円均一でも取り扱いがあります。セリアのグルーガンは税込み108円、ダイソーのグルーガンは324円です。これならチャレンジしやすいですね!
セリアかダイソー、どっちで買うべき?
ではどちらのグルーガンの評判がいいのでしょうか。
ACコードの長さが特徴的で、セリアのものなら20cmと短めになっていて使いにくいという声もありました。ダイソーのものは55cmと、長めで使いやすそうです。
グルーの出方についてはダイソーのものは出る量が少なめで、細長く使う用途に適しているとの感想も。セリアのダイソーに比べてグルーの太さが0.5mmほど細くなっています。
グルースティックは、ダイソーで10本入り24本で105円、セリアは20本で105円となっています。
セリアのグルースティックは透明と、色付きがあり、使いたい色のスティックを選べて便利です。
グルーガンとグルースティックをそれぞれ使い分ける人もいるようです。
グルーガンの使い方は?
使い方はとっても簡単です。グルーガンの後ろからグルースティックを差し込み、電源を入れて熱します。2分くらいで十分熱くなるので、引き金を少し引いて、グルーが出てくるか確かめます。溶け出てきたら、接着したいものにグルーをつけて、冷める前に接着したい箇所にくっつけます。冷めるまで少し手で押さえ、冷めたら完全に接着しています。
グルースティックを使い切りそうになったら、新しいものを入れましょう。トリガーを強く押し込むのがポイントです。
使い方のコツ・注意点は?
しっかりとくっつけたい時は土台の方にたっぷりとグルーを出します。見た目をきれいに付けたい時は、接着したいものにグルーをはみ出さないように少量つけます。すぐにくっついてしまいますので、あらかじめイメージをはっきりさせ、くっつけたい順番に並べておくなどすると良いです。また、100均のグルーガンであっても、温度は160度程度まで熱くなります。グルーガンの先端や、溶けた状態のグルーは触ると火傷をしてしまいますので、特にお子さんは大人と一緒に、気をつけて使う必要があります。
剥がし方は?
グルーは冷えると固まり、熱で溶けます。失敗したり、やり直したい時はドライヤーの温風で熱すると、剥がしやすくなります。それでもも傷つけないように、ゆっくりと剥がすと綺麗に剥がれます。ドライヤーで熱する際は、手元が高温になり、こちらも火傷の危険性があるので、軍手をしたり、手元に気をつけるようにしましょう。
ほかには燃料用のアルコールや無水エタノール、灯油などをかけると剥がれやすくなるようです。
■実例をご紹介♪
グルーガンの使い方はわかりましたね!それでは早速、グルーガンを使ってどのような作品が作れるのか実例を見ていきたいと思います!
■雑貨ハンドメイド
まずは気軽にチャレンジできる雑貨やアクセサリーなどを見ていきましょう。初心者も簡単なアイデアがいっぱい。
貝殻リース
玄関やリビングのドアなど、どこにでも飾れるリースがグルーガンと100均一の材料で簡単に作れます。これはダイソーで売っているリースの台に同じくダイソーのシェルをグルーガンでくっつけただけです。季節によって替えたいリースですが、DIYで簡単に作ることができて嬉しいですね。
ヘアアクセサリーも簡単
女子ならいくつあっても足りないヘアアクセサリー。一見難しそうですが、丸いゴムにリボンを結び、結び目の間をそっとグルーでくっつけるだけ!実際に綺麗にリボン結びをするのは難しいので、短く切ったリボンを少しずつリボン結びの形になるようにグルーで接着していけば良いのです。
かわいいキャンディピアス
丸いころんとしたフォルムが可愛らしいピアス。土台となる丸いビーズに糸を巻きつけていくだけ!ボンドだと乾くまで時間がかかり、途中で崩れてしまいがちですが、グルーガンならすぐにくっつくので、徐々に乾かしながら巻いていけば良いのです。
パーティーに使えそう♪フラッグガーランド
パーティやイベントの場を華やかにしてくれるのがフラッグガーランドです。一つ一つ縫い付けて作るのはとても時間がかかります。グルーガンは布にも使えるので、三角に切った布の端がほつれてこないように折ってグルーガンで留めて、紐にもまたグルーガンで留めていくと、あっとゆう間にたくさん作れます。
ハンドメイド作品☆ボタンネックレス
ネックレスのチェーンと、好きなものをくっつける土台があれば、どんどんそこにビーズやボタンをグルーガンでくっつけていきましょう!簡単にボリュームがでて、コーディネートのアクセントとなるネックレスができますよ。
ウエディングにはこれ!アルファベットオブジェ
最近のウエディングの定番の装飾の一つ、アルファベットのオブジェですが、これもグルーガンで簡単にゴージャスに仕上がります。お花やリボン、ビーズなどをアルファベットの縁を中心にくっつけていきます。いきなりくっつけるのではなく、まずは並べてバランスを確かめてみると良いです。
丁寧につくりたい!フェルトフラワー
ボンドや裁縫でこの形を作るのはかなり難しいですが、グルーガンなら花びらを一つ一つバランスを見ながらくっつけていけるので、楽しんで作れます。すぐ乾く、というグルーガンの特徴を生かした作品です。
アレンジかんたん♪ダンボール箱のリメイクに
可愛い布を貼るだけで、まさかダンボールだったなんて誰も思わないですよね。この大きさのものだと、ボンドでは乾くまでに一晩以上かかってしまいますが、グルーガンならほんの数秒でくっついてしまいます。また、手や床も汚れずに作れるので、まさにお手軽リメイクです。
意外とラクラク♪文字を書くこともできる
クッキングシートの上でグルーガンで文字を書いてみましょう。乾くと剥がすことができるので、簡単にモチーフが作れます。一発で文字を書くのが不安でしたら、クッキングシートに油性ペンで下書きし、それをなぞるとより簡単です。
男前 電気ストーブのリメイク
とってもかっこいい電気ストーブですね。インテリアに馴染みにくい電化製品ですが、部屋に馴染む色にアクリル絵の具で塗り替えて、先ほど紹介したグルーガンで作った文字をゴールドに塗り、くっつけたものです。たったこれだけなのに、オシャレな部屋にもバッチリ溶け込む電気ストーブになりました。他の電化製品にも応用できそうですね。
小物もアレンジ♪ハンガーのデコレーション
面白みのないハンガーも、布の端切れをぐるぐる巻いて端っこをグルーガンで留めたら完成です!写真のように飾りにお花をつけても可愛いですね。とにかくすぐに乾くので、大量に作れますし、すぐに使うこともできちゃいます。
話題のスイーツデコ!
根強い人気でファンも多いスイーツデコも、なんとグルーガンでパーツから手作りできるんです。色つきのグルーを肩に流し込んで固めると、もう完成です。ぷるんとした見た目になるので、より本物っぽく、美味しそうに仕上がります。
好きなコサージュを作ってみよう
購入すると結構なお値段がするコサージュですが、ドレスや季節に合わせて色々欲しくなっちゃいますよね。そんな時はフェイクグリーンや増加、レースなどを組み合わせて、オリジナルのコサージュを作りましょう。グルーガンで土台にどんどんくっつけていくだけで、オリジナルでゴージャスなコサージュができますよ。
ダイソーアレンジ 西海岸風の浮き輪
ダイソーのおもちゃのアヒルに付属している浮き輪を、サーフインテリアに合うようにDIYしました。浮き輪の表面をヤスリで磨いてアクリル絵の具を塗り、グルーガンで縄やリボンをつけました。プラスチックはボンドですとくっつきませんが、グルーガンならしっかりと付きますよ。
かわいい〜♪シーリングスタンプ
本物のシーリングスタンプはロウで押すので割れやすいし、なかなか手に入りませんが、グルーガンならすぐにできますよ!クッキングシートの上にグルーを適量だし、シーリングスタンプでペタッとして、乾くまで待ちます。色つきのギルーを使うと、重厚感が出ますね。結婚式などの招待状に是非使ってみては?
ガラスに貼りたいジェルジェム
雑貨屋さんなどでよく売っている、ガラスなどにぺたっと貼るジェル状のインテリアシールが、グルーガンでも作れます。ガラスに直接、好きな形を描けば、剥がれにくく、一気に印象を変えることができます。剥がす時はドライヤーで温めてから剥がしてください。
プチプラでできるコルクアート
ワイン好きな方にオススメのコルクアート。台紙の上に次々とコルクを並べ、グルーガンでつないでいきます。文字や形を作り、ワインセラーの上なんかに飾ってみるのはいかがですか?ワインを飲んだらコルクは取っておきましょう。材料費もかからず簡単に作れますよ。
オリジナルブレスレット
これはブレスレットの土台自体もグルーガンでできています。何か丸められるもの、紙などにグルーガンをぐるっと一周つけて、乾いたら剥がします。そこにお好きなキャラクターなどを並べれば、世界に一つのオリジナルブレスレットの完成です。
ハットのリメイク
100均一で買った帽子のリボンを外し、お気に入りのリボンをグルーガンでくっつけたら、一気に華やかな印象に!もう飽きてしまった帽子のリメイクにも簡単で良いですね。
■DIYにも必須アイテムなんです
少し大きめな、実用的なもののDIYにも、グルーガンは大活躍です。
人気DIY すのこの収納棚
こんなものグルーガンで作れるの?と思う方もいると思いますが、実は全て100均の材料+グルーガンで作られているのです。セリアのすのこを4つ組み合わせ、グルーガンで留めるだけというお手軽DIY!トイレットペーパー程度ならしっかり支えてくれますよ。
ウェルカムボードの飾り付けにも
ウェルカムボードも額縁まで飾ってゴージャス感をアップさせましょう!大切な日を彩る、ウェディングの装飾にもグルーガンは大活躍。グルーガンなら並べてくっつけるだけ。まさか手作りだなんて誰も思わないはずです!
100均リメイク!卓上プランター
おしゃれな花瓶のように見えますが、なんと100均のスプレーボトルを切り、グルーガンで模様をつけただけなのです!切った上半分はひっくり返して口のところにフェルトを詰めて、さらに土を入れて、下半分のスプレーボトルに差し込めば、おしゃれな卓上プランターになります。模様は本物の花瓶などを参考にすると簡単にできますよ。
絶縁作業にも使えるんですよ!
通常は半田ごてを使わなくてはならない絶縁作業も、なんとグルーガンでできてしまいます!使い方は簡単です。通常の半田ごてで絶縁する箇所に、グルーガンを使うだけ。接着の力もあるので、テープなどで止める必要もなく、そのまま接着でき、半田ごてよりもずっと簡単です。ただし、グルーは熱で溶ける性質があるので、熱を帯びない箇所限定であることを忘れないでください。
■上級編
初心者でも使いやすいグルーガンですが、上級者のあなたにはこんな作品もお勧めします。まさか、グルーガンで出来ているとは気がつかないものばかりですよ。
絵を描くこともできるんです
色つきのグルースティックを使って、絵を描いてみましょう!ぷくっと仕上がるので、立体的でとてもアーティスティックな作品になります。100均にも色付きのグルースティックは売っていますが、ネットショップには多くのカラーバリエーションがありますので、チャレンジする方はチェックしてみてください。
アートな立体オブジェ
立体的なオブジェを作ることもできます。完成図のイメージをはっきりさせながら、枝を一本一本作り、グルーガンでつなげていきます。その他にも型の中にグルーを流し込んだり、土台の周りを少しずつグルーでコーティングするように作る方法もあります。唯一無二の、オリジナルの作品ができること間違いなしです。
キャップを応用 レジン
100均にも売っていることで人気に火がついた、手作りレジンアクセサリーにもグルーガンが活用できます!レジンのパーツを接着したり、グルーでパーツ自体を手作りすることもできますよ。本格的に作りたい人は、シリコンで型から手作りしちゃいましょう。
コピー用紙をグルーガンで製本
なんと製本までできてしまいます。背表紙になる部分にしっかりとくっつくように、しかしはみ出し過ぎて見た目が悪くならないように、グルーの量は調整する必要があります。コピー用紙もバラバラにならないように、クリップなどでしっかり固定しながら行いましょう。また、グルーガンは低音タイプのものより、高温タイプの方がしっかりと接着するので製本には向いています。
■グルーガンで素敵なDIY/ハンドメイド生活を♡
初心者向けから上級者向けまで、幅広くグルーガンを使ったDIYを紹介しました。どれも簡単に手に入り、コストもほとんどかからないものばかりですので、気軽にチャレンジしてみてくださいね。そして趣味にグルーガンのDIYを追加して、DIYライフを楽しんでください!