新聞協会賞 生前退位の意向スクープのNHK記者など表彰

新聞協会賞 生前退位の意向スクープのNHK記者など表彰
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優れた報道に贈られる今年度の新聞協会賞の授賞式が山形市で開かれ、「天皇陛下『生前退位』の意向」をスクープしたNHKの記者などが表彰されました。
新聞協会賞の授賞式は山形市で開かれた新聞大会で行われ、編集部門では、天皇陛下が天皇の位を数年内に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁関係者に示し、広くお気持ちを表される方向で調整が進められていることを、7月にスクープした、NHK社会部の橋口和人副部長が表彰されました。
橋口副部長は「天皇陛下の生前退位の意向について初めて聞いて以来、言葉では言い表せないほどの重圧の毎日でした」と振り返ったうえで、「報道の原点は、今起きていること、その一次情報をいち早くつかんで正確に伝えることだと、改めて実感しました」とあいさつしました。
編集部門ではこのほか、▽4月の熊本地震で倒壊した家屋から乳児が救出される様子などを撮影した毎日新聞社の一連の写真報道、▽去年9月の関東・東北豪雨で濁流から親子が救助されるまでを撮影したフジテレビの映像、▽東日本大震災から5年の節目に震災の教訓を伝えた岩手日報社の一連の報道が受賞し、担当者がそれぞれ表彰されました。