広島 黒田投手が今季かぎりで現役引退へ
大リーグでも活躍し、プロ野球・広島で今シーズン、25年ぶりとなるリーグ優勝に貢献した41歳のベテラン、黒田博樹投手が今シーズンかぎりで現役を引退することになりました。
黒田投手は大阪出身の41歳。
平成9年にドラフト2位で広島に入団し、150キロを越える速球を持ち味に最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得するなどエースとしてチームを引っ張り、11年間で103勝を挙げました。
平成20年に大リーグに移籍し、投球スタイルをバッターの手元で小さく変化するボールを軸とした打たせて取るピッチングに変え通算79勝をマークしました。
そして昨シーズンヤンキースから8年ぶりに広島に復帰し、ことし7月には史上2人目となる日米通算200勝を達成しました。
今シーズンは25年ぶりのリーグ優勝をかけた9月の巨人戦に先発して勝ち投手になるなど、先発ローテーションをシーズンを通してほぼ守り、10勝8敗防御率3.09の成績で大リーグ時代から7年連続となるふた桁勝利もマークしました。
日本シリーズは今月22日開幕で、この日本シリーズが黒田投手の最後の登板となると見られます。
黒田投手は18日午後7時から広島市内で記者会見することにしています。
平成9年にドラフト2位で広島に入団し、150キロを越える速球を持ち味に最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得するなどエースとしてチームを引っ張り、11年間で103勝を挙げました。
平成20年に大リーグに移籍し、投球スタイルをバッターの手元で小さく変化するボールを軸とした打たせて取るピッチングに変え通算79勝をマークしました。
そして昨シーズンヤンキースから8年ぶりに広島に復帰し、ことし7月には史上2人目となる日米通算200勝を達成しました。
今シーズンは25年ぶりのリーグ優勝をかけた9月の巨人戦に先発して勝ち投手になるなど、先発ローテーションをシーズンを通してほぼ守り、10勝8敗防御率3.09の成績で大リーグ時代から7年連続となるふた桁勝利もマークしました。
日本シリーズは今月22日開幕で、この日本シリーズが黒田投手の最後の登板となると見られます。
黒田投手は18日午後7時から広島市内で記者会見することにしています。
練習前の円陣で ほかの選手などに伝える
黒田投手は、18日午後3時半すぎ、広島市のマツダスタジアムに、ほかの選手たちよりも早く姿を現し、ダッシュをしたりキャッチボールをしたりして体を動かしました。練習の合間には畝ピッチングコーチなどと時折笑顔を見せながら話し込むこともありました。
そして午後4時45分ごろ、全体練習が始まる前の円陣の中で、黒田投手みずから、スタッフや選手に「今シーズンかぎりでユニホームを脱ぐことを決めた」と話して、現役を引退することを伝えるとともに、感謝の気持ちを述べました。
黒田投手に対し、チームメイトたちからは拍手が送られました。
そして午後4時45分ごろ、全体練習が始まる前の円陣の中で、黒田投手みずから、スタッフや選手に「今シーズンかぎりでユニホームを脱ぐことを決めた」と話して、現役を引退することを伝えるとともに、感謝の気持ちを述べました。
黒田投手に対し、チームメイトたちからは拍手が送られました。
黒田投手の歩み
黒田投手は平成9年にドラフト2位で広島に入団。
150キロを超える速球を持ち味に5年目に初めてふた桁勝利を挙げ、その後、最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得するなど、当時、低迷していたチームをエースとして引っ張りました。
そして11年目のシーズンを終えて、大リーグに移籍しました。
アメリカでの投球スタイルは日本のときとは変わり、バッターの手元で小さく変化するボールを軸に、打たせて取るピッチングで通算79勝をマークしました。
そして、大リーグで主力として活躍していた2年前のシーズンオフ、年俸が大幅に減るのもいとわず、「最後はカープのユニフォームが着たい」と、復帰を待つファンの思いに応えて古巣・広島に復帰しました。
黒田投手は復帰1年目の昨シーズンは11勝を挙げ、今シーズンも出だしは好調でしたが、大リーグ時代に頭に打球が直撃したアクシデントの影響で、5月に入り、1軍の出場選手登録を抹消されました。
それでも1軍に復帰後、7月の阪神戦で日米通算200勝をマークし、野茂英雄さん以来、史上2人目の快挙を達成しました。
さらに先月にはリーグ優勝に王手をかけた巨人戦に先発し、ランナーは出しながらも粘りのピッチングで、6回を3失点にまとめて勝ち投手となり、25年ぶりのリーグ制覇に貢献、レギュラーシーズンの最終戦でも勝ち星を挙げ、大リーグ時代を含めて7年連続のふた桁勝利をマークしていました。
150キロを超える速球を持ち味に5年目に初めてふた桁勝利を挙げ、その後、最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得するなど、当時、低迷していたチームをエースとして引っ張りました。
そして11年目のシーズンを終えて、大リーグに移籍しました。
アメリカでの投球スタイルは日本のときとは変わり、バッターの手元で小さく変化するボールを軸に、打たせて取るピッチングで通算79勝をマークしました。
そして、大リーグで主力として活躍していた2年前のシーズンオフ、年俸が大幅に減るのもいとわず、「最後はカープのユニフォームが着たい」と、復帰を待つファンの思いに応えて古巣・広島に復帰しました。
黒田投手は復帰1年目の昨シーズンは11勝を挙げ、今シーズンも出だしは好調でしたが、大リーグ時代に頭に打球が直撃したアクシデントの影響で、5月に入り、1軍の出場選手登録を抹消されました。
それでも1軍に復帰後、7月の阪神戦で日米通算200勝をマークし、野茂英雄さん以来、史上2人目の快挙を達成しました。
さらに先月にはリーグ優勝に王手をかけた巨人戦に先発し、ランナーは出しながらも粘りのピッチングで、6回を3失点にまとめて勝ち投手となり、25年ぶりのリーグ制覇に貢献、レギュラーシーズンの最終戦でも勝ち星を挙げ、大リーグ時代を含めて7年連続のふた桁勝利をマークしていました。
阪神 金本監督「年々たくましく」
現役時代に黒田投手と広島でプレーした、阪神の金本監督は「若いときはひ弱さがあったけど、年々、たくましくなっていきました。アメリカから帰ってくるとき、日本でプレーするなら『カープ一本』と言っていて、その言葉を貫き、優勝に貢献しました。常にチームのことを思っていた投手で、本当にすばらしく思います。飾らない性格で、いいときもおごらず、一生懸命でした。本当にお疲れ様でした」とコメントしています。
広島の元投手 大野豊さん「黒田なりのけじめ」
かつてチームメートとして、またコーチとしても接していた、広島の元投手でNHKプロ野球解説の大野豊さんは、「引退するのではないかとうすうす思っていた。日本シリーズが始まるのを前に、黒田なりのけじめをつけたと思う。広島に復帰してプレーした2年間で若い人に伝えた野球観は、今後受け継がれていくので、その功績は大きい。このあと日本シリーズでの登板もあると思うので、いい花道になるように頑張ってほしい」と話しています。