慢性疲労 診断の鍵特定
強い倦怠感や睡眠障害が半年以上続く「慢性疲労症候群(CFS)」の診断指標となり得る血中の物質を特定したと、大阪市立大や理化学研究所などのチームが17日明らかにした。成果は英科学誌電子版に掲載された。
チームによると、CFSは原因不明で、特徴的な身体異常が見つからないため診断が難しく、国内の推定患者は約30万人とされるが、治療法は確立していない。
血中物質は4種類あり、測定することで迅速で高精度な診断や発症のメカニズム解明につながる可能性があるという。
いずれも日本人のCFS患者67人と健常者66人を対象に採血し、病気に関連するとみられる物質を広く解析。
2016年10月17日月曜日