ご覧いただきありがとうございます。
ツボについてご案内していますが、いよいよ具体的な特効ツボの位置についてのご案内になりました。
今回は「頭」「顔」「首」の特効ツボの位置についてです。
それぞれのツボにはそれぞれの症状に合った効果があります。
ぜひ、参考にして、症状に合ったツボ治療をしていただけたらと思います。
数あるツボの中で一般に良く使われ、効果のあるツボを主にご案内します。
本当のツボに当たると、強い痛みがありますが、我慢をしてツボを押すと、その後、スッキリして気持ちが良いものです。
手軽にできますので、症状に合ったツボの位置を覚え、ツボ治療をして下さいね。
特効ツボの位置
「頭」「顔」「首」の特効ツボ(下図④~⑧を参照)
※寸法の説明写真は前回を参照して下さい(2016.10.15公開)
④人迎(じんげい)
人迎は血圧を下げるツボとされています。
人さし指を、のどぼとけの外側約2寸(1寸は約2cm)の辺りに当ててみて下さい。
ドキドキと脈を打っているのが分かるでしょう。
ここは人体の頭と胴をつなぐ重要な部分で、ここが人迎のツボになります。
このツボはせきやゼンソク、バセドウ病、扁桃炎にも効きますが、あまり、強く押さないように注意が必要です。
⑤大迎(だいげい)
耳の下からあごにかけて指で触っていくと、指が止まる所があります。
そこが大迎のツボであり、押すとあごの奥に痛みを感じます。
これは下歯の痛みに特に効果があります。
また顔面のマヒやケイレン、三叉神経痛にも良く効果があります。
下歯の痛みには大迎を強く押すことにより、痛みがやわらいできます。
⑥完骨(かんこつ)
完骨は、耳の後ろ側にある勾玉(まがたま)のような形をした、乳様突起という骨の縁で尖った部分から、親指の太さ1本分ほど後頭部に上がった、骨のくぼみにあるツボです。
めまい、片頭痛、のぼせなどに効果があります。
⑦風池(ふうち)
風池は同じく後ろの髪の生え際に、天柱の左右両側にあり、その名のようにカゼの治療に特効があります。
また疲れ目や寝違えにも効果があります。
⑧天柱(てんちゅう)
天柱は頭痛の名穴と言われ、頭痛の治療には欠かせないツボです。
首の後ろの中心にある、くぼみの「ぼんのくぼ」から左右へ約1寸5分(約3cm)離れた所の、ちょうど髪の生え際にあって、親指で押すと、頭や目がスッキリします。
古典に「熱病みて頭、頸に始まるものはうなじの太陽を刺す・・・」とあり、このツボの大切さを説いています。
以上が「体の赤信号に効く特効ツボの位置!~「頭」「顔」「首」編」についてのご案内でした。
次回も特効ツボの位置についてのご案内をして行きますので、ぜひご覧下さい。
最後までご覧いただきありがとうございました。
【訂正のお詫び】
2016.10.10公開の記事2箇所を訂正しました。深くお詫びいたします。
1.(訂正前)ツボ(経穴)は全身に約510(約360正穴、約150奇穴)あると言われています。
(訂正後)東洋医学によると経穴は全身に600余りあると言われています。
2.(訂正前)人間の体には、約510のツボがあり、14の経絡の道筋に沿って順序よく配列されています。
(訂正後)WHO(世界保健機関)では人間の体には、361のツボがあると言われており、14の経絡の道筋に沿って、順序よく配列されています。