慶応大の学生団体「広告学研究会」のメンバーから性的暴行を受けたとして、同大の10代の女子学生が神奈川県警に被害相談し、県警が捜査していることが捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者などによると、女子学生と親が9月上旬、県警葉山署を訪問。女子学生が同県葉山町内の施設で団体メンバーの男子学生たちから飲酒させられ、集団で性的暴行を受けたなどと説明したという。
慶応大は今月4日、未成年者への飲酒をあおるなどの行為があったとの理由で、同団体に解散を命じた。大学は、女子学生から「9月2日の懇親会で性的暴行を受けた」との相談を受け、団体メンバーらから聞き取り調査をしたが、事件性は確認できなかったとしている。
同団体が主催していた学園祭恒例の「ミス慶応コンテスト」は、解散に伴い中止となった。【国本愛】