発売されたプレイステーションVRを体験する俳優の山田孝之さん(右)。奥はソニー・インタラクティブエンタテイメントジャパンアジアの盛田厚社長=東京・銀座で2016年10月13日午前8時25分、丸山博撮影
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは13日、別世界に入り込んだような仮想現実(VR)を体験できるゴーグル型のゲーム端末「プレイステーション(PS)VR」を発売した。家庭でVRを手軽に楽しもうと、東京・銀座のソニーストアでは開店前からファンが列を作った。
家庭用ゲーム機「PS4」につないで遊ぶ。端末を装着すると、周囲360度に立体的なゲーム風景が広がり、臨場感ある映像の中に入り込んだような体験ができる。価格は4万4980円(税抜き)。同時発売のソフトはアドベンチャーゲームや話題の映画「シン・ゴジラ」の特別映像など。事前の予約販売がすぐ売り切れ、注目を集めていた。
ソニーストアで午前6時から並んで購入した東京都杉並区の男性会社員(32)は「今までにない体験ができるのが楽しみ。早く遊びたい」と喜んだ。
一方、乗り物酔いに似た「VR酔い」という症状が出るとの指摘もあり、ソニー側は、12歳未満の子どもは遊ばないよう呼び掛けている。【小川祐希】