よくよく考えると、彼女との話をあまり書いたことがないですね。
彼女と付き合い始めて、実は9年目になります。(結構長いんですよ。びっくりだ。)
その間、色々とありましたが、なんだかんだでここまで来ました。
今日は、私達の出会いについて少し書いてみようかと思うのです。
あまりドラマチックな流れを期待しないでね❤
彼女との出会い
私が大学生の頃、大いにはまっていたのはボカロでした。
聞く方から、クリエイトする方になりたい!!
そう思い、20歳になったのを記念に、私はボカロで作曲が出来る環境を整えたのです。
その頃、ブログも少しだけ書いていました。
その時に交流があった人が、実は今の彼女なのです。
彼女は東北の人?!
確かあれは、私からコメントを書いたのだったかな?
彼女は、KAITOの調整をする人でした。
私はボカロの調整が苦手で、特に鏡音リン・レンに手を焼いていたのです。
そこで、彼女のKAITOの調整をした投稿曲を聞いてびっくりし、是非自分とコラボしてくれないかとお願いしたのがきっかけでした。
さて、本当はコラボが目的だったのですが、チャットをしている間に、互いに非常に似た考え方や性格であることを知り、何となく互いに気になりだしたのです。
互いに異性であることは知っていましたが、その顔すら知りませんでしたし、どこに住んでいるかも伝えたりしていませんでした。
半年ぐらい、ずっとやり取りをしていたでしょうか。昔で言えば文通でしょう。
でも、互いにどうしても会いたくなり、それとなく住んでいる場所を聞いてみたのです。
そうしたら、私は九州に住んでいて、彼女は東北に住んでいることが判明。
二人で笑い出してしまいました。
あまりに遠い。
まったく予想していませんでした。
でも、会ってみたい。そう何か突き動かすものがあったのです。
ここまでフィーリング的に合う人間は早々いない。(私は親にも、性格に難ありとの烙印を押されていましたからね。彼女に聞いたら、貴方を許容できる人間は私ぐらいよと答えます(笑))
仮に子供が同じことを言い出したら、即効で止めますね。(笑)
それぐらい危ない橋を渡っている状況ですよ。だって、相手はネカマかもしれないよ?
全然確証がないんですもん。
一応、互いに顔写真は交換しました。
彼女&私「あ・・・全然、タイプの顔じゃない。」
二人とも、写真で見たら好きなタイプの顔じゃなかったww
これも今では笑い話です。
実際に会ってみる
就活の時に、東京に飛んだその足で、東北へ行ってみました。
一か八かです。
しかも、彼女が自分の家に泊めるって言うんです。
もう、本当に危ないよね。二人共、未防備過ぎます。いやぁ・・・若気の至りだね;
彼女は空港に迎えに来てくれました。
電話をかけてきて、私はふっとその方向を見ました。
そして、互いに思ったこと。
彼女&私「なんだよ。写真写り悪いじゃん。実際は、そう悪くないな。」
二人して本当に失礼です(笑)
彼女の家に泊めてもらい、今までのことを話し合いました。
告白する
夜になって、そのまま二人でコタツで寝てしまったのです。
ずっと考えていました。これから先どうしようかな・・・俺は、この子と一緒にいていいのかな?
半年も話をしていて、彼女の境遇を知っていましたから、俺は情で動いていて、本当に愛情を持っているのか自分に確信が持てなかったのです。
もし、情だとしたら、私はこの子を傷つけて終わりにしてしまう。
本当に俺は愛情を持って、この子を見ているのだろうか。
何となく、彼女の頭を撫でていました。
後から聞くと、彼女は寝たふりをしていたとのこと。
その夜に私が出来る、精一杯の愛情表現でした。
そして、これも何かの縁だ。と踏ん切りを付け「自分と付き合って欲しい」と伝えたのです。
それから、一時的に別れたりもしましたが、結局の所ずっと寄り添ってくれて遠距離でありながらも9年間も一緒にいてくれています。
彼女はどんな人?
そうですね。最初は、精神的に脆い子でした。
姉御肌なんですけど、その分、頼れる人間がいなかったのです。
彼女はその孤独とずっと戦い続けている子でした。
この子って言ってますけど、実は私よりも4つほど歳上です。
でも、自分で言うのはなんですが、彼女は自分にべったりで、初めて頼ってもいい人間を見つけることが出来て嬉しかったんだと思います。
自分の弱さを見せてもいい人間が出来た。
それが、彼女に自信を取り戻させたのでしょう。
今では、最初に比べると、かなり精神的にタフになりましたし、私が居なくても大丈夫かも?って思う時もあります。
あんなにべったりだったのにーって少し寂しくなりますけど(雨の日が嫌いで、雨の日はずっと頭をなでてあげていました。)、自信を取り戻し元気になった彼女もまた魅力的です。
私達は、互いに精神的な脆さの部分が少しずれていて、上手く合致しました。
そして、支え合える関係になれたのです。それはずっと、チャット(文通)で互いに本当に思っていることや考え方をぶつけあうことで確認出来ていたのが結果的によかったのでしょう。
まぁ・・・何度もいいますけど、決して推奨する出会い方ではありません。
それは、彼女と二人で「本当に危ない橋を渡ったね。」と言い合っています。
無理やり誰に似てるかと言うと・・・うーん。芸能人は分からないなぁ。
本人は、米倉涼子が好きみたい。だから、確かに似ているといえば似ているかも。性格的な話ね。
私は、ヨルムンガンドのバルメかなって思ってます。
過去にトラウマを持ちながらも、それを強い精神力で乗り越えている。
しかし、どこかに弱さがあって、でもそれを私で補っている。
私から見ても、彼女は尊敬する対象です。互いに尊敬し合える関係だと思っています。
ただね。私より身長が大きいんですよ。なので、二人で歩くと、多分私は弟のように見られてると思います(笑)
結局、合作はしたの?
はい。ボカロで合作はしました。
2曲ほどね。
Reborn
一つは、実際にKAITOの調整をお願いしました。
この曲は、私が社会人になって、ボカロ曲を再度作る復帰作としての位置づけでした。
ですから、オケと曲名「Reborn」だけは決定していて、歌詞は募集をかけました。
その当時、例のごとく大爆発PJに突っ込まれていましたので、その時の感情が入って、かなり攻撃的なオケになっています。
それ以前のオケの作り方と、この「Reborn」移行のオケの作り方は、まったく変わりました。
今までは、かなりファンタジー色が強かったり、可愛い感じの曲が多かったのですが、ここから自分の本当の作りたいHR/HM寄りの曲作りに変わりました。
正確には正当なHR/HMとは言えませんが、テクノと上手く組み合わせながら、攻撃的な曲作りを目指した結果こうなりました。
ですから、低音を大目に入れていますし、割れ音も増やすことで、オケ的にはかなり崩した感じになっています。
KAITOの調整は完全に彼女に任せました。
コーラスの鏡音リン・レンは私が作りましたけどね。
イレギュラーエピローグ
これは、曲と鏡音リン共に私が作りました。彼女には歌詞を担当してもらいました。
少し重めの歌詞をオーダーしたら、私と一時的に分かれていた時のことを歌詞にしたと若干恨みを込めて投げつけられました(笑)
私としては、一番気に入っている曲です。
今聞くとオケは数が少なく、ちょっと貧弱な感じがしますが、やっとギターをまともに入れることが出来ました。
この曲は、ギターだけで3トラック使っています。
またリードギター部分を作るのにこだわりました。最終的には、ツインギターの構成になり、綺麗にハーモニーが出来たらと思って作った曲です。
また、イラストはMkMAさんがイラストを貸してくださいました。今の、深瀬ロイドのキャラクターを描いた方です。
この時は、後々MkMAさんがそれほどに有名な人になるとは思ってもみませんでした。
面白いものですね(笑)
これら2曲とも、コラボで参加してくださった方々に、改めて感謝申し上げます。
最後に
さて、私が倒れても、一応まだ彼女は私と付き合ってくれています。
この間、「ごめんね。」と話をしたら、「私の中には、今まで結婚というものはなかった。だから、気にしないで。」と言ってくれました。
いや。本当は結婚したいくせに。知ってるよ。
でも、そんな風に気を使ってくれていて、私は彼女の優しさに甘えているのです。
今は、一生懸命に身体を治すから。
本当にごめんね。そして、ありがとう。
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