みずほでまたシステム障害 仕事始めの企業が冷や汗|マネブ
新年早々、みずほ銀行の顧客企業が肝を冷やす事態が水面下で起きていた。みずほ銀でシステム障害が発生していたのだ。
問題が起きたのは、みずほ銀の法人向けインターネットバンキングである「みずほe-ビジネスサイト」。取引先への振り込みや口座の残高照会、海外送金、為替予約などの取引を銀行の店舗に行かず、会社にいながらにして利用できる月額制の有料サービスだ(為替予約のみ無料)。
ところが、このサービスが1月5日、システム障害によって一時的に利用できなくなった。その結果、みずほ銀の顧客企業は急ぎの振り込みなどの処理を電話越しでみずほ銀の担当者に手入力させたり、店舗に出向いて手続きしたりしなくてはいけなくなってしまったのだ。
2015年の仕事始めという、サービスへの需要が高まるタイミングでのトラブルに、顧客企業からは「年初から仕事にならない」と苦情の声が上がった。
今回が初めてではないみずほ銀はこれまでに2度の大規模なシステム障害を起こしたことで知られる。1度目は02年、第一勧業銀行と富士銀行、日本興業銀行の旧3行が、旧みずほ銀行と旧みずほコーポレート銀行へ再編した際に起きた。2度目は11年の東日本大震災が発生した直後だった。義援金の振り込み集中にうまく対応できず、システムがダウンしてしまった。
どちらも預金者全体に影響を及ぼし、100万件以上の未処理取引が積み上がったため大きな問題となった。
一方、今回の案件は法人向けサービスでのトラブルということと、システムがその日のうちに復旧したため、過去の2件と比べて大きな問題にはならなかった。
ただ、法人取引の振り込みや送金などが期日通りにうまく行われなければ企業間の信用問題につながりかねない恐れがある。また、みずほフィナンシャルグループ(FG)関係者によれば、「みずほe-ビジネスサイト」での同様のシステム障害は「表沙汰にはなっていないが昨年にも起きていた」ことで、トラブルに直面したみずほ銀の顧客企業が冷や汗をかいたのは今回が初めてではないという。
みずほFGは現在、大規模システム障害を繰り返さないように、システム改善プロジェクトを進めている。勘定系と呼ばれる基幹システムを刷新し、旧みずほ銀と旧みずほコーポレート銀、みずほ信託銀行のシステムを新システムに統合する予定だ。
当初は16年3月末にシステムを統合する予定だったみずほFGだが、約1年延期する方針を示している。社会インフラとしての役割を求められる銀行だけに、個人・法人どちらにおいても盤石な新システムが期待される。
(「週刊ダイヤモンド」編集部 鈴木崇久)
引用元:ダイヤモンドオンライン
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