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セレブの間で大ブームを巻き起こしているミニブタ!その特徴と人気の秘密とは?






世界中のセレブ達を魅了するペット、ミニブタ。
最近では、日本でも飼い始める人が多くなってきました。

人に懐きやすく、意外と賢く、可愛くて、飼いやすいペットです。

しかし、飼い始める前に絶対に知っておかなくてはならないことがあります。
それは決して「ミニ」サイズではないということ!

そんなミニブタの特徴から飼う前の心構え、実際の飼い方を総解説します!

そもそもミニブタってどんな動物?

 

自然界にはミニブタなる動物は存在しません。

ブタ自体、イノシシから改良・家畜化したものであり、ミニブタも本来のブタから品種改良されたものなのです。

ミニブタが誕生した本当の理由は、「実験動物用」としての需要でした。

ブタの生理・形態は人間とよく似ており、医学上の研究するのにも適格だったのです。

それが、やがて転じて欧米を中心に 「愛玩動物」としての地位を確立するに至ったわけです。

 

ミニブタの定義にとして専門的には下記、5種類があります。

 

1. ベトナムポットベリー ・・・原種はベトナム原産。

2. ジュリアーニ (ペインテッド)ブタ ・・・ヨーロッパから米国へ輸入種。

3. アフリカンピグミー ・・・アフリカのギニア湾沿岸から米国へ移入されたもの。

4. ユカタンブタ ・・・メキシコや中米のブタが起源。

5. オッサバウ島ブタ ・・・米国に移入したスペイン豚が起源

 

しかし、この区分は極めて学術的であるため、難解で実用的ではありません。

 

そこで ペット用として流通しているミニブタの種類として、

 

1. ベトナムポットベリー

2. ゲッチンゲンブタ ・・・ドイツが起源で、体毛が白、鼻が少し長いのが特徴。

3. 実験用改良NIBS ・・・(財)日本生物化学研究所が実験用に改良したもの。

 

が存在します。

 

そのうち、ミニブタとして流通している品種はほとんどが 「ベトナムポットベリー」という品種になります。

当種は、ベトナム原産の小型ブタを改良したものであり、ヨーロッパから米国を経由して、日本を含む世界中に普及しました。

ちなみに 「ポットベリー」とは 太鼓腹という意味です。

これからは、ミニブタを代表してベトナムポットベリーにスポットをあて、説明していきます。

 

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ミニブタの特徴

 

ミニブタは"ミニ"なのに大きく育つ!

 

通常のブタ成獣の体重は  200-300キロあります。

100キロ以下の体重ものを 「ミニブタ」と分類しているのです。

購入時、2キロ位の可愛いミニブタは、あくまでも仔ブタなのです。

成長も早く、2-3年後には 50キロ近くになります。

なかには、100キロを超えてしまう個体もいます。

 

ミニブタは賢い!

 

ブタの知能は、イヌ以上といわれています。

トイレの場所をしっかり覚えます。

飼い主が隠した餌の在り処を覚えていて、飼い主が目を離したすきを見て、つまみ食いを始めるなどの悪智恵も働きます。

また、「おすわり」など簡単な芸を覚えることもできます。

 

ミニブタは寂しがりやで甘えん坊!

 

通常のブタはイノシシの血を受け継ぎ、気性が荒いといわれます。

しかし、ミニブタは寂しがりやで甘えん坊な性格を持っています。

慣れてくれば、飼い主との添い寝だって可能です。

そして意外にも 臆病で神経質なところも併せ持っています。

だから大きな声や物音にはビクビクします。

また感情表現は豊かで、マイペースな性格も、人気の一因にもなっています。

 

飼い主も主従関係ではなく、あくまでも対等なパートナーとしてみます。

この点イヌとは根本的に異なります。

だから躾を失敗すると、ブタは飼い主を格下とみなし、なめてかかる面もあります。

格上の存在から指示されることも基本的には嫌い・・・人間に例えればサラリーマンには向いていません。

 

ミニブタは綺麗好き!

 

ブタは不潔な動物だとの認識が根強くありますが、意外なことにとても綺麗好き。

不潔な環境を嫌います。

一例として、トイレの場所と食事の場所を一緒にすることはありません。

 

ミニブタは力が強い!

 

ブタは鼻を飼い主に押し付けてくることがあります。

愛情表現とも、自己主張の表れとも、母乳を懐かしむ名残ともいわれています。

仔ブタのうちはまだいいのですが、成長するに従い飼い主が押し倒されて思わぬケガを負う場合もあります。

そして、さらに気をつけるべきは 「しゃくり」。

ブタの首の力は強く、およそ人間が持つことが可能な重さのものなら、軽々と放り投げます。

家具などを破壊されたり、飼い主自身が投げられてケガを負う場合があります。

 

ミニブタは大食漢!

 

ブタのは、一般的なイメージどおり、かなりの大食漢です。

餌を与えれば与えるほど、食し、成長していきます。

これはブタが栄養吸収能力が優れ、短期間で脂肪や筋肉に替えることができるからです。

しかし、意外にも肥満とはいえず、体脂肪率は平均で13%くらいです。

 

ミニブタは体温調節が難しい!

 

ブタの皮膚には汗腺がありません。

そのため、特に夏場など、汗をかいて体温調節するができません。

熱中症にかかりやすい体質といえます。

 

ミニブタの視力は弱く、色盲!

 

ブタは近眼で、遠くを見ることはあまりできません。

しかし、他の草食動物と同様、目が頭の側面についているために、視野が広く全体を見渡せるメリットを持っています。

また色彩の判別は青色のみ認識でき、緑や赤は全く認識できません。

 

ミニブタは優れた嗅覚を持つ!

 

ブタの嗅覚は優れ、人間と比較しても数十倍から数百倍ともいわれています。

嗅覚が優れているイヌと比べても遜色ないほどです。

なるほど、フランスの珍味 「トリュフ」の採取に、ブタが利用させるのもうなづけます。

 

ミニブタは聴覚も凄い!

 

ブタは聴覚にも優れ、特に高音の認識は、人間と比較してもかなりの能力を持っています。

 

ミニブタの寿命!

 

ミニブタの寿命は 10-15年といわれています。

イヌやネコの寿命とあまり変わりません。

家畜食肉用のブタは生後6ケ月位で旅立ってしまいますが、天寿を全うすれば、長生きな動物とわかります。

 

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以上、ブタおよび、ミニブタの生態、特徴について説明しました。

それでは、ミニブタをペットとしての視点からみていきましょう!


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