ハリケーン 米南部で１０人死亡 ハイチは死者４７０人に10月9日 16時49分

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カリブ海で発達したハリケーン「マシュー」の被害は、アメリカ南部にも広がり、これまでに３つの州で合わせて１０人が死亡しました。

ハリケーン「マシュー」は、カリブ海を北上して、日本時間の８日夜、アメリカ南部に上陸しました。
フロリダ州とジョージア州、それにノースカロライナ州では強風や大雨などによる被害が広がっていて、地元当局によりますと、倒れた木で押し潰された住宅の下敷きになるなどして、これまでに３つの州で合わせて１０人が死亡しました。このほか、住宅や事業所合わせておよそ１００万戸で停電したということです。
一方、先に「マシュー」が上陸したカリブ海のハイチでは、多数の住宅が倒壊するなどして、ＡＰ通信はこれまでに４７０人が死亡したと伝えています。また、被災地では衛生状態が悪化してコレラによる死者も出ているということです。国連によりますと、ハイチでは７５万人に水や食糧、テントなどの緊急の支援が必要だとして、国際社会に支援の拡大を求めています。