魔法使いだけでご飯三杯はいける
レッツ!ロールプレイ!
おさっぴろでぇす。本日は珍しくゲーム関連の話を書く。
突然だが魔法使いが大好きだ。
いわゆる剣と魔法の世界の中で、どの職業がいい?と聞かれたら、真っ先に魔法使いと答える。
もちろん他の職業が嫌いな訳ではない。
剣士だって僧侶だってカッコいいと思う。ちなみに高校生の頃は仲間と集まってテーブルトークRPGをしていたが、この時はいつも盗賊(シーフ)ばかりを選択していた。
シーフにも独特の味わいがあると思うのだが、ここでは端折る。
ワタクシの中で、魔法使いというのはいわゆるひとつの憧れだった。
そもそも魔法使いはそう滅多にお目にかかれない。どこかのダンジョンの奥とかどこかの塔の最上階とかに居て、自分の研究に没頭している。いわゆる世俗とは無縁の存在だ。
しかしながらどういう訳か、そんな魔法使いに限って知名度だけが勝手に上がっていく。
そしてありがちなのが、国内で事件が勃発する。なんでもいいが、邪悪なモンスターが突然大量発生したとか、お姫様が石にされたとかだ。
すると「やったのはあの魔法使いだなァ!?・・・レッツゴー!!」となり、ヒヨッコどもがパーティーを組んでゲームが始まる訳だ。
(もしくは、黒幕が別にいて、あの魔法使いに助けてもらいに行こう!というアレンジパターンもある)
しかし実際にそういうゲームをプレイしていて、どうしても違和感のある事をひとつ書く。
魔法使いの呪文習得プロセスに異議ありなのだ
いわゆる剣士や盗賊は、戦いまくったり盗みまくったりしてレベルアップしていく。これはいい。
また冒険を進める事で、強力なアイテムを手に入れ、更に強化されていく。これもいい。
しかしながら・・・魔法使いが勝手に呪文を覚えていき、最後には超強力な呪文をバンバン使えるようになる・・・これについてはどうしても違和感があった。
そもそも魔法というのは、研究を重ねてはじめて形になる。いわゆるレシピが必要だ。だから誰かがそのレシピを教えてくれない限り、そこに到達するのは相応の時間がかかるし、センスも必要になってくる。
つまり先に述べた剣士や盗賊は、実際の冒険で技能を使う要素がある。だから使いまくって熟練していく。
だが魔法使いの場合になると、覚えたての呪文を唱えまくっても、新たな呪文を覚える事にはならない。
使い込む事により、マジックポイントは増えるかもしれない。でもゲームの場合、レベルが上がれば呪文を勝手に覚える。これっていったい何?と思ってしまうのだ。
とはいえゲームの設定上、レベルが上がる=新たな呪文を習得するにしないと、バランスが取れないからそこは仕方ない。
とりあえず納得してゲームをプレイしてきたのだが、魔法使いって本来はこうじゃないよねぇ、とずっと思いながらプレイしてきたのだ。
魔法使いは孤高の存在!
そしてもうひとつ言いたいのが、そんな魔法使いだからこそ、パーティに参加して一緒に冒険・・・に疑問を感じてしまう。いっそのこと引きこもって安全な自分だけの実験場で、こつこつと高みを目指していく姿こそ、魔法使いではないのかなぁと思ってしまうのだ。
ハリー・ポッターみたいに魔法の学校でもあれば話は別だが、本来は自身が研究に研究を重ねて習得したレシピ(=呪文)を、そう簡単に人には教えない。
そういうものだろ?と思っている。
もっともゲームをプレイしていて、魔法使いが成長するのには、以下のパターンなら納得出来る気がする。
新たな敵と出会う。→ 強力な魔法を使ってきた! → 死んだー!(あるいは瀕死でも可w) →ちっくしょー!今度はおいらもアレ絶対使ってやる。
このように、敵が使った呪文の詠唱とか、マテリアルとかをわずかながらも記憶していて、そこから自分流にアレンジして覚える、というプロセスならば納得出来る。
とは言え、わずかな戦闘中の情報でそれを自分のモノにするのは至難の業だと思う。しかしここを攻略しないと次に会敵した時またやられてしまう。だから魔法使いも必死になる訳だ。
でも、必死こいて敵のレシピを真似する姿を思うと、あまりにも泥臭すぎてなんか違うんだよなぁと思ってしまう。
ワタクシだけかもしれないが、魔法使いの持ついわゆる高尚なイメージがぶち壊しになってしまうのだ。
破壊の呪文よりも、奇妙な呪文が好き
呪文についても書く。
ゲームだとどうしても破壊系の呪文が注目されがちだ。それこそイオナズン!とか、ティルトウェイト!とか、メテオ!とかだ。
でも、前述した理由で魔法使いが引きこもっていたとしたら、破壊の呪文に没頭するだろうか?
ワタクシならこう思う。まずは自分の生活を便利にする魔法から入るはずだ。
それこそ、ほうきに乗って空を飛ぶというシチュエーションでもいい。ひとっ飛びでどこまでも行けたら、そりゃあ便利だよなぁと思う。
そして究極は不老不死の魔法だろう。
いつまでも若く生きながらえ、自分の大好きな研究に没頭するのだ。
ゲームの設定上、破壊の魔法が目立ってしまうのは仕方がない。
しかしながら魔法使いの呪文とは、本来は自分の生活を便利にするものという方が、しっくりくると思うのだ。
ヲサーンの好きな奇妙な呪文
ドラクエにラナルータという呪文があった。
あまりにもマイナーで思い出せない人も多いと思うが、昼と夜を逆転させる呪文だ。
あれをはじめて見た時は、これだッ!と思ったものだ。
だってロマンを感じないか?なにしろ昼と夜が逆転だ。アナタ様がもし今から学校や仕事にに行くとしたら、ラナルータを唱えてみよう。・・・すぐに帰宅出来るよw
他にはウィザードリィでハマンという呪文があった。
自分のレベルを一個下げる事と引き換えに、願いをひとつかなえてもらうというものだ。
ゲーム上では魔物を黙らせるとか、全員を回復させるとか、実戦的なものばかりだったが、この呪文にもロマンを感じてならない。
レベルが下がる=弱体化するという事だが、まぁ一個くらいレベルが下がっても、代わりに100万円が手に入るとかだったら、みんな唱えまくるだろうw
しかしここまで書いて気づいた。
ロマンとか言っときながら結局泥臭い事例ばかりだった。・・・すまぬ。
シメのひとこと
ちなみにワタクシも、トンガリ帽子を被ってほうきを持ったら、かけ出し魔法使いみたいに見えないか?
・・・ああそう、見えないですか。
旅に出ますw
という訳で本日はここまで。
皆様、良い魔法使い選択ををを!!