ウェブ系エンジニアにとってブラウザは、自分好みにカスタマイズして使い倒したい一種の仕事道具のような存在なのではないでしょうか? 最近だと、純国産で多機能なブラウザ「Kinza」が登場し、国内でもエンジニア好みのブラウザが増えている印象。
とはいえ、やはり不動の人気を誇るのがGoogleの提供するChrome。これまで幾度となく、ネット上ではエンジニアにとってオススメのChrome拡張機能が紹介されてきましたが、今回改めてエンジニアにとって本当に必要であろう拡張機能を8つに厳選しました。
Chrome愛用のエンジニアはお見逃しなく!
1. YSlow
エンジニア向けとしてよく紹介される王道の拡張機能「YSlow」。サイトパフォーマンス計測ツールであり、Webサイトの表示を高速化する際に役立ちます。
最近で言えば、このサイトスピードをいかに早くするか、ある意味ゲーム感覚で速度を追求しているエンジニアにとっては必須ともいえる存在なのではないでしょうか。Googleの提供する「PageSpeed Insights」と同様の項目が一覧でチェックできます。
2. Tag Assistant
Webサービスを自社で運営しているような場合に、エンジニアの一手間を解消してくれるのが「Tag Assistant」です。この拡張機能を導入することで、Google Analyticsのトラッキングコードやタグ設置の有無を一目でチェックすることが可能。さらに、エラーが発生していることも分かります。
むしろ、エンジニアはもちろんですが、社内のディレクターやマーケティング担当に入れてもらって、タグ設置の確認フローなどは、そちらに回してしまってもいいかもしれませんね。
3. DevTools Theme: Zero Dark Matrix
Chromeを使う方であれば、Google Chromeのデベロッパーツールを日常的に利用しているという方も多いはず。しかし、いかんせんデフォルトのままだと少々見づらい、という方にオススメしたいのがこちらの「DevTools Theme: Zero Dark Matrix」です。
これまでブラウザ用のテーマはありましたが、こちらはデベロッパーツール専用のテーマです。実際に使ってみると黒背景でハイライト表示に変わり、劇的に見やすくなります。そして、なによりカッコイイ……。
4. Wappalyzer
https://chrome.google.com/webstore/detail/wappalyzer/gppongmhjkpfnbhagpmjfkannfbllamg?hl=ja
Chromeには、解析系の拡張機能がいくつか存在しますが、その一つがこの「Wappalyzer」です。解析系で言えば、そこそこメジャー?なのではないでしょうか。これを入れるだけで、他のサイトで使われている言語やCMS、設置されているタグまでも可視化してくれます。この大手サイトってどんなシステムを使っているのか知りたい、という際に打ってつけ。
5. Ghostery
https://chrome.google.com/webstore/detail/ghostery/mlomiejdfkolichcflejclcbmpeaniij?hl=ja
こちらも解析系の拡張機能で、先ほどの「Wappalyzer」と比べるとサービス寄りの情報を可視化してくれます。具体的には広告関連からアクセス解析用のタグはもちろん、ソーシャルウィジェットや、サードパーティーベンダーのツールまで調べることができます。
6. User-Agent Switcher
こちらの「User-Agent Switcher」は、エンジニアに限らずWeb制作や開発に携わる方であれば、是非とも入れておくべき拡張機能の一つ。この拡張機能を入れるだけで、User-Agentを切り替えることができるので、制作時のブラウザチェックやデバイスチェックなどの際は確認が捗るでしょう。
7. Advanced REST client
https://chrome.google.com/webstore/detail/advanced-rest-client/hgmloofddffdnphfgcellkdfbfbjeloo
Webサービス開発時に重宝する拡張機能「Advanced REST client」。ChromeからHTTPリクエストをサーバーに送信することができ、HTTPメソッド(GET/POST/PUT/DELETE)も豊富でプログラムのチェックする際に活用できるはず。
8. Do Not Merge WIP for GitHub
https://chrome.google.com/webstore/detail/do-not-merge-wip-for-gith/nimelepbpejjlbmoobocpfnjhihnpked
GitHubを使っているエンジニアにとって、ミス防止に役立つ拡張機能。「WIP」が付いているプルリクエストのマージボタンを無効化します。そのほか、この「Do Not Merge WIP for GitHub」以外にもGitHub関連で言えば、Diff画面でスクロール量を減らせる意外と便利な「Pretty Pull Requests」やChromeの検索バーでリポジトリを検索できる「Github Omnibox」などもあるので、併せてどうぞ。
まとめ
ざっとChrome愛用のエンジニアにとって入れておくべき拡張機能を8つに厳選してピックアップしました。一口にエンジニアにオススメとは言っていますが、「Tag Assistant」などはエンジニアに限らずとも入れておきたい拡張機能といえるでしょう。強いて言えば、特にエンジニア向けの拡張機能としては、「Advanced REST client」や「Do Not Merge WIP for GitHub」あたりかと思います。
今回ご紹介した内容は、既にご存知の方も多いでしょうが、新人エンジニアにとっては、知らない拡張機能もあったかと思いますので、是非参考にしてみてください。