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前市場長「盛り土ないことは認識」歴代初の証言

豊洲市場=東京都江東区で2016年7月30日、本社ヘリから徳野仁子撮影

 東京都の豊洲市場(江東区)の主要建物下に盛り土がされなかった問題で、前都中央卸売市場長の塚本直之氏が都の調査に対し「建物下に盛り土がないことは認識していた」と話していた。塚本氏が毎日新聞の取材に明かした。外部有識者の「専門家会議」が盛り土を提言した2008年7月以降の歴代市場長で盛り土がなかったことを知っていたと証言するのは初めて。担当部局のトップが実態を認識していながら、その後も都は誤った説明を続けていた。

 塚本氏は12年7月〜14年7月に市場長を務めた。取材に「盛り土がないことに関して部下から特段の説明を受けたことはないが、職員から設計図を見せられ建物の下に空洞があることを認識していた」と説明した。大規模な建物の下に配管などのため一定程度の空間があるのは当然と考えており、都の調査にも同様の説明をしたという。一方で「空洞がこんなに大きいとは思っていなかった」と話した。【川畑さおり】

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