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首相「私が促したわけではない」起立と拍手に

衆院予算委員会で民進・細野豪志氏の質問に答える安倍晋三首相=国会内で2016年9月30日午前11時53分、藤井太郎撮影

民進党の細野氏「聴衆から自発的に起こるもので、違和感…」

 衆院予算委員会は30日午前、安倍晋三首相と全閣僚が出席して2016年度第2次補正予算案の基本的質疑を行い、本格的な論戦が始まった。首相は、26日の所信表明演説中に多くの自民党議員が一斉に立ち上がって拍手したことについて「私が促したわけではない」と述べ、問題視しない考えを示した。

 民進党の細野豪志代表代行が「スタンディングオベーションは聴衆から自発的に起こるもので、違和感を覚えた」などとただしたのに答えた。首相は「米議会ではスタンディングオベーションはよくある。どうしてことさら問題になるのか理解できない」とも述べた。

 首相はまた、仕事が同じなら非正規労働者にも正規労働者と同じ賃金を支払う「同一労働同一賃金」の実現に改めて意欲を表明。長時間労働是正など一連の働き方改革を「労働生産性を改善する最良の手段だ」と強調し、「もはや先送りは許されない。必ずやり遂げる」と述べた。

 日露関係については「戦後70年以上、平和条約が締結されていない異常な状態に終止符を打つ」と述べ、年内に2回予定されるロシアのプーチン大統領との会談を通じて、北方領土問題を含む平和条約締結交渉を進展させる決意を示した。いずれも自民党の茂木敏充政調会長への答弁。【高本耕太】

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