レッツ、仕事テキトー化!
おさっぴろでぇす!
突然だが、懲戒辞令をもらった事のある人はいるだろうか?
先日ワタクシの会社で、車で事故を起こしてしまった人が居た。しかも彼は事故を起こすのがはじめてでは無く、二回とも彼自身の不注意による事故だった。そのため本人、上司、部の責任者三名が本社に呼ばれ、懲戒辞令をもらっていた。
とは言えワタクシも、人づてに聞いて知ったくらいなので、オフィシャルな辞令交付ではない。そのため推測の域を出ないが、辞令内容は減給ではないかと思われる。
しかしながら、実はワタクシも過去にもらった事がある。懲戒辞令を、だ。
とは言え車の事故ではない。結論から言えば仕事の失敗でもらった。なんとも苦い過去の思い出であるが、本日は懲戒辞令について書く。
そもそも懲戒辞令ってなに?
懲戒辞令について書く前に、皆様辞令は知ってるよね?・・万が一、知らない人のために一応書いておく。以下の通りだ。
▼ 辞令とは(コトバンクより引用)
官職・役職任免に際しその旨をしるして本人に渡す文書。
通常の辞令とは、役職が上がったり、そのまま据え置きで部署が変わったりする際に発令される。だがいわゆる降格の際にも、辞令を以って本人に通達しなければならないのだ。
そこで懲戒辞令の登場となる訳だ。もうおわかりだろう。いわゆる罰則に関する辞令の事を懲戒辞令と言うのである。
つまり減給とか、降格とか、もっとも悪ければ懲戒免職になる奴だ。これらの総称を懲戒辞令と言うのだ。そしてよほど歴史の浅い会社か、小規模な会社でもない限り懲戒辞令は何かしらのタイミングで発令されていると思う。
苦い思い出・・・
ワタクシの懲戒辞令内容は、降格だ。
ワタクシはかつて海外事業の部署に居た。そして早い話が外国の業者に騙されたのだ。納期通りに製品が上がらず、またクオリティも最悪だった。リカバリーのための費用、輸送費、その他もろもろで会社は大きな損害を被った。その額およそ¥1,000万!!・・・いま思い返しても結構な金額だ。
ワタクシはこの案件の担当者だった。責任者として私の上司がいたが、正直機能していなかった。というのもワタクシ自身が海外事業を何年も手掛けていて、これまで大きな失敗が無かったからだ。任されていたと言えば聞こえはいいが、ある意味ひとりで振り回していたのだ。
降って湧いた地獄の展開
しかし仕入先が変わり、新たな海外工場との取引となった。ここで大きく歯車が狂う。
上手い事言って近づいてきた仲介先の業者、そして現地工場の社長はとんでもないくわせ者だったのだ。とは言えそれを見抜けなかったワタクシも浅はかだった。自身の手落ちがあったのはまったくもって否めない。
こうした結果、責任を取って降格・・という羽目になった。ちなみにワタクシの上司も降格になったが、彼もワタクシもいまだに会社に残っている。もう五年ほど前の話になるので、ようやくこうして書く事が出来るようにはなったが、その当時は穏やかな心情ではなかった(・・でも、カラオケはしてたw)
だから冒頭に書いた、クルマの事故で懲戒辞令というのを見てとても残念な気持ちになる。彼はスマホをいじっていて事故を起こしてしまったそうだ。不幸中の幸いで人身事故には至らなかったものの、これを機に二度と不注意は起こさないで欲しい・・と思う。
ワタクシのようになるな!(しくじり先生系w)
本来会社というのは組織である。ワタクシの降格は素直に受け入れたが、どうしても納得いかない事があった。それは会社自体に反省が無かったという点だ。
ワタクシ自身は失敗を受け入れ、降格となった。そして部署も異動になった。今現在は別の人間がワタクシのかつての仕事を担当している。しかしながら当時の失敗に対し、企業としての改善を行うべきところをしなかったのだ。つまり失敗した人間を排除して終わりである。これではまさしく本末転倒だ。
動いた人間が失敗したからといって、そこに一番重い罪を被せるというやり方はどうにも納得がいかない。
もっとも納得がいかなければ辞めるしかないし、また失敗をやらかした張本人であるワタクシが書くと、言い訳にしか聞こえないかもしれない。ただ、あなた様が組織に属して働く人だったら、大なり小なり同じような経験は無かっただろうか?
失敗を誰かのせいにして責任を押し付ける、ということを。
スケープゴートにされてしまった・・・
いわゆるスケープゴートにされるケースだ。残念ながら日本の企業からこの風潮はきっと無くならないだろう。その結果どうなるか?皆、積極的にならなくなるのである。
積極的にならないという事は、企業が発展する可能性も無くなる訳だ。社長の周辺にはイエスマンしか居なくなり、新たなチャレンジ精神が退廃していく。その結果企業自体も退廃していくのだ。
現在のワタクシだが、海外勤務は無くなり、国内の別の部署で仕事をしている。正直あまり好きな仕事ではない。そして前項に書いたように、もはや海外でチャレンジをしようという気持ちにはなれない。細々と毎日の仕事を行い、終わったらたまにカラオケに行って歌うだけの毎日だ。
シメのひとこと
ワタクシは、コスプレしてカラオケで歌うのが趣味の、かなり変わったヲサーンだ。
でもそれもワタクシだし、企業人としてのワタクシも居る。そしてワタクシをはじめとして、皆様大なり小なり失敗もしているはずだ。もしそうなったなら、いっそ皆でシェアして次に活かすべきだと思う。今日はそこが書きたかった。
という訳で本日はここまで。
皆様、良い失敗からの復活ををを!!