整理収納アドバイザーとは
整理収納アドバイザーっていう資格をご存知ですか?わたしはつい最近しりました。
NPO法人であるハウスキーピング協会が出している資格であり、1級から3級まであります。
1級に合格すると、整理収納のアドバイザーとして、個人や企業の片づけのアドバイスをするお仕事ができます。
資格を持っているので、基本的な整理や収納のプロですが、個人によっての考え方などさまざまなので、お願いするときは、じぶんが何をしてもらいたいのか明確にしてからのほうがよいかもしれません。
わたしは、料理をつくるのがとても好きで、調理器具や食器をついつい集めてしまいます。それをうまく収納したいけど、じぶんでどうやってやればわからないと思い、お願いすることにしました。
整理収納の必要性
ものがあふれて、足の踏み場もないくらいぐちゃぐちゃな部屋を公開している様子を、テレビで見ます。汚部屋というものですね。
程度こそあれ、きれいな部屋でないとストレスが溜まる人、まったく気にならない人、さまざまいますが、いそがしい毎日が続くと、部屋の掃除ができなかったり、片づけられなかったりします。物が積み上げられて、どこにあるのかわからない状況になってしまうことは誰しも経験されていることと思います。
散らかった部屋に帰るのは、気持ちのよいものではないですよね。疲れて帰ってきて、くつろぐ場所がないのは辛いものです。
だからこそ、整理収納が必要なのだと思います。
整理整頓されている部屋はとても居心地がよいです。まいにち使うものが、手の届きやすいところにあって、使い終わったらすぐに元の場所に収めることができます。
勝手のよい収納。それがあれば、居心地のよい暮らしができます。
2015年に新語・流行語大賞にノミネートされた【ミニマリスト】
わたしが仲良くさせていただいているブロガーさんに、ミニマリストさんたちがたくさんいます。
断捨離ということばは知っていたのですが、流行から遠ざかっているわたしは、ここ最近、ミニマリストを知りました(笑) NHKの番組で、部屋に何もなく、寝袋で生活をしているという男性を取材したものを見ましたが、衝撃的でした。
ものを極力減らして、豊かに暮らすというものです。「持たない暮らし」というのは、断捨離もふくめ、必要なものや大切なものを見つめなおすことができますよね。
ミニマリストさんたちと関わるようになって、とても大切なことを学びました。
現代は、生活が豊かになり、ものがあふれています。流行はめまぐるしく変化していきます。若いころは、流行りにのり遅れないように必死でした。しかし、歳を重ねるごとに、少しずつ、そういう気力がなくなってきて、じぶんのスタイルができあがります。
年齢とともに、欲というものは少なくなっていくと思うのですが、いつまでたっても、優先順位がつけられないで、あれもほしい、これもほしいと思ってしまうこともあります。そういう心をコントロールするためにも、ミニマリストさんの考える「持たない暮らし」というのは、何か考えさせられる気がします。
Rinさんのブログのさいしょに書いてあるこのことばがとても好きです。
ミニマリストにはなれないけれど、モノを極力増やさないシンプルな生活を心がけています。
彼女は整理収納アドバイザーの資格を持っているそうです。納得です。とても整理整頓されたお部屋に驚くばかりです。
また足ルヲ知ル ― ミニマリストへ ―を書かれているankotoさんの考え方もとても素敵だと思います。
ほかにも仲良くさせていただいているミニマリストさんがたくさんいます。持たない暮らしは、ちょっとわたしにはむずかしいですが、必要なものだけを買うようにしたいと思います。
整理収納アドバイザーの高野ひかるさんに片づけてもらったよ
前置きがとても長くなってしまいました。
ひかるさんは習い事で知り合ったともだちです。アドバイザーの資格に合格したというので、ぜひ、手伝ってほしいとお願いしました。
わたしは見えるところはきれいにしています。掃除は大好きです。そして完全に右脳タイプなので、空間認識能力は高いと思っていたのですが、どうも勘違いだったのかもしれません(笑) 収納がとても苦手なようです。
彼女との会話の中でとても印象深いことばがありました。
当たり前のことですが、お家は広がらないですから。
今、備え付けてある収納の中に、何を入れて暮らしていくのか、ゆっくり考えていきましょ。
たしかに!
今さら、何をいっているんだと思われるかたもいらっしゃると思いますが、わたしは至極ごもっともと、思ったのです(笑)
無水鍋がほしかったり、あたらしい食器がほしかったり、ものは増える一方なのに、収納するところがない。(これこそ欲まみれ)
プロにお願いすれば、もっと収納できるはずと考えていました。
beforeとafterをお見せしたいところですが、afterだけにします(笑)
ひかるさんのHPには載っていますがね(笑) 絶対に見ないでくださいよ!
ケースが揃っていないので、「まだうつくしくない」と、うなっていらっしゃいました。ケースを揃えないと(笑)
きれいに片付きました。ものすごく取りやすいです。
ひかるさんから教わったこと
- ストックをあまり持ちすぎない
- 使っているものとストックをいっしょに収納しない
- 使うものは取り出しやすいところに置く
- 賞味期限・消費期限の過ぎたものは捨てる(笑)
- 取りにくい場所にはほとんど使わないものを入れるか、あえて置かない
- 必要なものと必要ではないものを区別する
1日目が終わりました。一緒に作業しながら、いろいろなアドバイスをいただけました。もっと収納できるはずと思っていたのは、間違っていたみたいです。収納は全部使い切っているとのこと。物を減らさないと!断捨離です!
とりあえず、じぶんのできるところはやってみようと、冷蔵庫の冷凍室と野菜室から挑戦しました。
やっぱりものが多いんですよね。食パンのストックありすぎ!氷まくらが3つ。でもこれは絶対に捨てられないです。
野菜はなるべく、冷凍にしたり、使い切るので、野菜室は余裕があります。
今の冷蔵庫では冷凍庫が小さいので、冷凍庫を買い足そうかと考えていました(笑) ひかるさんに怒られそう。
まだまだ改善の余地はありそうですが、がんばりました。
来月にまた彼女が来てくれるので、食器棚など、ご紹介できたらなと思っています。
整理収納アドバイザーの高野ひかるさんについて
彼女のHPのプロフィールの欄に書かれていることばがとてもすてきです。
「もの」と「こころ」は繋がりあっています。
自分にとって本当に大切な
「もの」や「こころ」への気づきが
日々を豊かにすると思っています。
ただ片付いてキレイということだけに留まらずその先にある「片付けの向こう側」で輝く為の
お手伝いをさせて頂きます。
整理することによって「もの」と向き合います。そしてたいせつなものが何かをおしえてくれます。そのたいせつな何かと向き合い、愛おしく感じると、「こころ」が豊かになります。
整理整頓することの大切さを教えてもらいました。ひかるさん、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
おまけ
わたしのともだち、エルムはこういいました。
「欲をもつことは悪いことかな」
ずっと胸に引っかかっていました。
欲望はひとを不幸にします。今あるもので十分なのに、満足できないからしあわせを感じることができないんだと。
そう考えていました。
でも、エルムのいいたいことがわかるようになりました。
欲をもつことは悪いことではないです。しかし欲をコントロールする必要があるということです。
いちばん大切なもの、いちばんしたいこと、いちばんほしいものを知ること。欲は向上心や気力を作り出します。
でも欲張りはよくないです。
感謝のこころを忘れずに、慎ましく暮らすのが理想です。
エルム、こういうことでしょ?