アウトプットする場は適当に分散しちゃっても良いかなという話

数ヶ月前、個人ブログ・Qiitaの使い分けなどの話題がこちらのSlackチームで話題になっていまして、それについて色々思うところがあったので書いてみます。

Kosuke Ogawaさんも以前同じ話題で書いていました。

実際のやり取りは、Slackに参加して見てみてください

QiitaやMediumに書くと「自分のコンテンツ」では無いのか

アウトプットするものは「自分のコンテンツ」として扱いたいみたいな理由で、なるべく自分自身のブログ・ドメインに集約、みたいなコメントがあって、最近僕の感じていることとは違うなと思いました。

以前はけっこうそのように思っていましたが、今は逆に、自身のドメインを設定したこちらのサイトの更新をほとんどしていません。(プロフィールページだけ、たまに更新しています。)

匿名サービスで無い限り自分のコンテンツ

QiitaもMediumも、自分のドメイン下ではない(Mediumはドメイン設定も出来ますが)ですが、どちらも大切な自分のコンテンツだと思っています。

8月に始めたBuilde InsiderのSwiftコラムも同じく自分のコンテンツだと思って書いています。

実際、自分のドメインではない、これらのサービス上でたくさんアウトプットする中で、ちゃんと個として認識・評価されていると感じています。

社内アクセスのみ可能な場に技術情報書くのはアンチパターン

ただ、社内アクセスのみ可能な場に技術情報書くのは、アンチパターンだと思っています。これは、「その会社の自分」のものでしかないので世間にリーチせず自他共に良くなく、さらに退社後アクセス出来なくなってしまうリスクまであります。(きちんと退社前に相談して自身の情報もらえるか確認する余地はあると思いますが。)

退社後もアクセス可能な会社ブログなら、問題無いかなと思っています。

何らかのブログサービス利用した方がコンテンツに集中しやすい

mono0926.com は、GitHub Pages + Hugoで構築しました。

各種設定やテーマ選び・カスタマイズ、便利に使えるようにするためのAlfred Workflow作成など、けっこうな手間がかかりました。そういった初期コストがかかるのはもちろん、ちょくちょく調整したくなったり問題発生したりしてしまって、肝心のコンテンツ書く体力が削られちゃうなあと思いました。以前WordPressやOctopressを使っていた時も同じように感じていて、シンプルなHugoだと良いかなと思いつつ移行しましたが、やはりそれでも微妙でした。移行コストもかかりますし、疲れてしまいました。

何らかのブログサービスを使った方が拡散されやすい

技術系ブログに向いたサービスとしては、日本では以下の2つが良いと思っています。

はてなブログはやっていなくて(以前自前サイトに拘ってたなどの影響)、去年6月くらいからQiitaに書くようになって、力作記事はたくさんストックしていただき、勉強モチベーション・アウトプットモチベーション、ともにとても上がって、これは良いと思いました。

@koher さんも同じことをこちらで書かれていて、共感しました。

情報発信において何より大事なのは、同じことを書いた時にどれだけリーチしやすい場か、ということかなと思いました。

最近は、個人的に色々気に入ったこともあり、このMediumも併用中です。海外だと良い技術系記事がたくさん投稿されているものの、日本ではまだこれからみたいな感じですが、自ら色々書いて実験中です。

ドメイン紐付け設定・移行が手間

Hugo使うにしても、何かしらのサービスにドメイン紐付けるにしても、やっぱり違うのに引っ越そうと思ったら、移行はけっこう面倒です。なので、あえてMediumなどドメイン紐付け可能なサービスもデフォルトのまま使っています。

サービスの信頼性・エクスポート機能は大事

ただ、サービスに依存するとそれが終了してしまう可能性などリスクなので、まずある程度信頼出来そうか、万が一終了してしまった場合など、エクスポート機能で何とかなりそうか、などは気にしています。

QiitaはMarkdownなので多少手間書ければ何とかなりそうなのと、APIやそれ利用したツールなど使えばいけそうと思っています。

アウトプットする場は一元化せずに分散しても問題無さそう

ようやくこの記事のタイトルの話です。以前は、色々なところに分散させずに、どこか一つ、出来れば自身のドメインのサイトに一元化した方が良いと思っていました。ただ、QiitaやMediumなどで書くうちに違うなと思ってきました。自身のドメインサイトに拘る必要無い、という話は上に書きましたが、さらに各種サービスに分散したとしてもググれば串刺し検索出来るので特に困らないです。ただ、「自分が以前書いたあの記事」、みたいな感じに探したい場合、串刺し検索しやすいように各種サービスで同一アカウント名を使うのは大事だと思っています。

自己紹介サイトに各種リンク貼っておくと良さそう

とはいえ、自己紹介・ポートフォリオ的な意味合いで、一箇所に各種サービスの自身のアカウントへのリンクはまとめておいた方が良いかなとも思って、自身のサイトのプロフィールと、Wantedlyプロフィールだけはメンテナンスするように心がけています。

最近はMediumにハマっている

Qiitaで満足すれば良いのに、と自分でも思いつつ、最近はMediumにハマっています。同じサービス使っていると飽きて来ちゃったりするので、気分転換しつつ色々記事書けるならそれで良いかなと思っています。

Publication機能が楽しい

複数のWriter・Ownerを紐付けつつ、同一テーマの記事をまとめて書いていく場のPublicationが楽しいです。以下の2つを作って色々書いています。

Letters機能にポテンシャルを感じた

MediumのLetter機能でメルマガ配信ぽいの出来るので、それを週明けあたりに開始してみようと思って準備中です( ´・‿・`)

Markdown記法が好きだけどMediumエディタもけっこう好き

プレーンテキストで書く場合、Markdown以外では書きたく無い派ですが、WYSIWYGなエディタも出来が良ければありかなと思う最近です。Mediumはそのあたり気に入って、使っています。

使い分け

今は主にQiita・Mediumに書いていますが、一応ざっくり次のような使い分けは意識しています。

  • Qiita: 純粋な技術系記事(事実中心)
  • Medium: ポエムぽいこと、技術系記事なもののまだ考えがまとまりきっていないもの、など
技術系記事なもののまだ考えがまとまりきっていないもの

こう思ってMediumに書き始めたら、書いているうちにまとまってきて、Qiitaに書けば良かったと思うこともありますが、まあ良いかなと思っています。書く時の動機としては何となく意識はするものの、結果完成した記事の公開場所ががわりと適当に揺れちゃっても良いかなという感覚です。

とはいえ、Qiitaの方が現状たくさんストックされて嬉しい面や、PV伸びやすいことなどあります。Mediumも似たようなRecommend機能ありますが、Qiitaでいただけるストックとは一桁くらい違いますし、同じこと書いてもPVもけっこう差が出ます(´・ω・`)このあたりは、Mediumも日本でもっと流行って欲しいと思っています。そのポテンシャルはありそうと思いながら、使っています。

Twitterとの使い分けにも迷う

Twitterが最もアウトプット障壁低いですが、Twitterは基本的に刹那的な情報なので、情報が中長期的に有用だと思うものはなるべく記事にした方が良いかなと最近思っています。とは言え、記事にするのはやはり億劫な時もあり、何もしないよりはTwitterで呟いておいた方が良いと思いますが。

最近は、1Tweetに収まらない程度のものは、Medium(Qiitaより記事書く負担低く感じる)にささっと書くように意識しています。初めからそうする時もありますが、後から読み返しながら記事としてまとめることもあります。


最近はアウトプットがうまく出来ているので、これが良かったなと感じたことなどつらつらと書いてみました。