登山の母子2人不明 岩場近くで女性遺体 母親転落か

登山の母子2人不明 岩場近くで女性遺体 母親転落か
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26日、群馬県と長野県にまたがる山に登山に行った39歳の母親と8歳の長男と連絡が取れなくなり、警察が27日朝から捜索したところ、山の岩場の近くで女性の遺体が見つかりました。警察は、母親が転落したとみて、28日以降、遺体を収容するとともに、長男の捜索も行うことにしています。
警察によりますと、神奈川県鎌倉市の39歳の母親と8歳の長男が、群馬県と長野県にまたがる荒船山に26日登山に行ったまま帰ってこないという連絡が、27日未明に父親から警察に寄せられました。
群馬県警察本部が27日朝からヘリコプターなどで捜索を行ったところ、午後になって、「艫岩」と呼ばれる切り立った岩場の近くで女性の遺体が見つかりました。また近くでは、長男のものとみられるリュックサックも見つかったということです。
警察は、母親が転落したとみて、28日以降、遺体を収容して身元を確認するとともに、長男の捜索も引き続き行うことにしています。
現場の艫岩は、標高1423メートルの荒船山の頂上付近にある岩場で、崖の高さがおよそ200メートルあり、登山者が転落する事故がたびたび起きています。