NY 円相場一時100円台に 日銀の新たな措置は期待下回る

21日のニューヨーク外国為替市場は、日銀が決めた新たな措置は投資家の期待を下回る内容だったとして、円を買ってドルを売る動きが強まり、円相場は一時およそ1か月ぶりに1ドル=100円台に値上がりしました。
21日のニューヨーク外国為替市場は、日銀が決めた長期金利が0%程度で推移するよう国債の買い入れを行うという新たな措置は、さらなる金融緩和策を見込んでいた投資家の期待を下回る内容だったという受け止めが広がり、円を買ってドルを売る動きが強まりました。
このため円相場は、一時およそ1か月ぶりに1ドル=100円台に値上がりしました。
市場関係者は「アメリカの投資家の間では日銀はマイナス金利をさらに引き下げるだろうと予想する人が多かった。このため今回の措置は期待を下回る内容だったとして円を買ってドルを売る動きが強まっている」と話しています。